新任小隊長の独り言

現役消防士、新任小隊長の日々を独り言的につづります。

火災救助

お疲れ様です、leoです。

 

ここ数日、火災のニュースが多く見られますね。

 

全国あちこちで様々な火災が発生しています。

 

まさに火災シーズンが来てしまった感じですね…

 

活動時には更に気を引き締め、挑んでいきましょう!

 

さて、今回は火災救助のことについて書きます。

 

と言っても、今回もまた別の視点です。

 

皆さんならどう助けるでしょう(^^)?

 

ぜひ考えてみてください。

 

それでは、今回も最後までお付き合いください(^^)

 

 

 

【木造二階建て一般家屋からの救出!!】

 

みなさんはこのニュースを見たでしょうか?

 

東京・中野区 住宅火災で2人死亡 0歳男の子 2階から救助

(タップするとニュース映像にとびます。)

 

この火災で2名の方が亡くなりました。

 

火災での死亡事故、とても心が痛みますね…

 

そして近隣住民の方の勇気ある行動には心からの敬意を表します!!

 

本当にスゴいことですよね。

 

普通は中々できないことです。

 

では、もしこの現場に最先着隊として現着したら、みなさんはどのように活動するでしょうか?

 

想定は次のとおりです。

 

「木造二階建て一般家屋、1階から火炎噴出、2階ベランダに要救助者がいる模様。なお、入電多数あり。その他詳細不明。」

 

そしてここで1つ想定を付加します。

 

『現着すると、2階のベランダで母親が子どもを抱きながら「この子を落とすから、この子だけでも助けてください!落とします!落とします!」と、叫んでいる。子どもは1歳未満の乳児とする。』

 

まさに今回のニュースの現場です。

 

みなさんはどういう活動を考えるでしょうか?

 

先ほどのニュースの近隣住民の方のように、1人で受け止めますか?

 

それとも隊員数人でブルーシートや毛布を使ってクッションのように受け止めますか?

 

火災がすぐそこに迫る母親からすると、「子どもを落とす」しか選択肢がない状況で、消防隊としてのみなさんの咄嗟の判断はどうなるでしょうか?

 

乳児ダミーは土嚢袋に土詰めて、5キロくらいを目安に作ると良いと思います。(写真参考にしてください。雑な作りですが…笑)

 

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そして2階くらいの高さから、色々な落とし方でキャッチしてみてください。

(横抱き、縦抱き等々…)

 

見たことある、知っているのとは訳が違います。

 

こればかりは絶対に経験しないと掴めないものがあります。

 

こんな遊びみたいな訓練(体験?)ですが、現にこうして事実としてある事案です。

 

百聞は一見にしかず。

 

お時間あるときに、ぜひやっていただきたい訓練です(^^)!

 

そして、隊として1番良い方法を探してみてください!

 

消防人生で一度あるかないかの案件かもしれません。

 

が!!

 

その一度に備えるのが僕たち消防士の仕事です。

 

無駄なことなんてありません。

 

ぜひトライしてみてくださいね(^^)!

 

ちょっと火災救助とは違うかもしれませんね…(^^;

 

今回も最後までありがとうございました!

 

 

 

 

 

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