お疲れ様です、leoです。
先月から世界中を騒がせている新型コロナウイルス。
僕たち消防の世界でも大騒ぎですよね。
季節性インフルエンザと同じ様に考えてOKとのことですが、いざとなったら不安ですよね。
その不安を少しでも取り除くべく、僕たち消防士にできることは
スタンダードプレコーションです。
ではみなさん、そのスタンダードプレコーションのうち
マスクについては、どの程度知っているでしょうか?
今回は少し短めの内容ですが、マスクの違いについて書いていきます。
このご時世です。
少しでも参考になればと思います(^^)
【目次】
【スタンダードプレコーションとは?】
先ほど「スタンダードプレコーション」という言葉を使いましたが、皆さんは日本語訳を知っていますか?
僕はこの記事を書くのに調べて知りました。笑
JPTECで1番最初に出てくる言葉なのに、日本語の意味をちゃんと理解してなかったとは…お恥ずかしい限りです(-_-;)
ということで、そもそもスタンダードプレコーションとは何なのか、調べてみましょう!
スタンダードプレコーションとは
標準感染予防策のこと。
感染症の有無に関わらず、全ての患者のケアに際して適用する予防策。
どうやら「スタンダードプリコーション」が本当の言い回し。
これだけだと余りにも漠然としているので、より具体的に説明すると…
血液、体液、粘膜などは全て感染性があるものとして扱い、これらに接触することが予想される場合は、手袋、マスク、ガウン(感染防護服)、ゴーグルなどの個人防護具を身につけること。
…まさにJPTEC!
僕たち消防士は救急隊としても活動するので、このスタンダードプレコーションは当然の装備となります。
特に最近話題の新型コロナウイルスは、目の粘膜からの感染も報告されているようなので、マスクだけでなくゴーグルの着用も考慮したいところです。
ということで、スタンダードプレコーションのことはわかったかと思いますが、
さて本題のマスクについてです。
普段僕たちが使っているサージカルマスクと
感染性が強いものを疑う場合に使うN95マスク
何がどう違うのでしょうか?
知っている人も多いと思いますが、改めて調べてみましょう。
【サージカルマスクとN95マスク】
同じマスクでも、それぞれの着用目的は全く異なります。
一つずつ調べてみましょう(^^)
サージカルマスク
主に医療現場もしくは医療用に使用されるマスクのことを指す。
着用目的は主に2つで、
①着用者が環境中に放出する汚染を防ぐ。
②比較的大きな飛沫や体液暴露から着用者を守る。※微小粒子は防げない。
医療現場を含む職業感染予防として使用されるマスク。
着用目的はただ1つ、空気中に浮遊する0.3μm以下の病原菌微粒子への暴露から防護すること。
二つの違いがわかりますか?
端的に書くと、
サージカルマスク ⇨ 着用者からの感染拡大を防ぐことが目的。
N95マスク ⇨ 空気感染するウイルス等からの防護。
同じマスクなのに、目的としていることが全く違います。
この点を理解して、スタンダードプレコーションにおけるマスクの選択をしなければなりませんね。
今回の新型コロナウイルスのような感染力が強いウイルス等の場合は、間違いなくN95を選択しなければなりません。
上のことを考えれば、サージカルマスクじゃ防ぎ切れないのがわかりますよね(^^;;
簡単なものですが、所属で情報共有に使った資料を載せておきます。
※見づらくてすみません。どうやったら大きくなるんだろう…
ちなみに、N95マスクの正しい装着の仕方が3Mのサイトに動画で出ています。
どうでも良いことかもしれませんが、一度は確認してみてはどうでしょうか(^^)?
N95マスクの適切な装着・フィットテスト | マスク・眼の防護具 | 3M
【まとめ】
今回はタイムリーな記事を書いてみました。
新型コロナウイルスは、まだまだ終息する気配がありません。
むしろ感染が拡大しています。
そんな中であっても、僕たち消防士は最前線で活動することになります。
人を救う立場ですが、まずは自分たちから、しっかりとした知識を持って、正しい感染予防に取り組まなくてはなりません。
全ての消防士が感染することのないよう、この記事が少しでも役に立てばと思います。
それではまた(^^)
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なお、お金が掛かるのでリンク手続きしていません(ー ー;)
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