新任小隊長の独り言

現役消防士、新任小隊長の日々を独り言的につづります。

目標と目的について

あけましておめでとうございます!

 

leoです。

 

本年もよろしくお願いします(^^)

 

あっという間に2017年が終わり、あっという間に2018年がスタートしましたね。

 

そしてきっと、消防関係者の皆さんは、新年早々出初式三昧だったかと…大変でございました(-.-;)

 

 

さて、今回は新しい年を迎えたので

 

「目標と目的について」

 

つらつらと書いていきたいと思います。

 

小学生の時は書き初めで書いたりしていましたよね。

 

でも大人になって仕事を始めて、どうでしょうか?

 

目標、立てていますか?

 

せっかく新しい1年が始まったことですし、

 

目標を立てた人は、より具体的に実現させるために

そうでない人は今年の目標を立てるために

 

ちょっと考えてみましょう(^^)!

 

 

2018年初の記事、どうぞ最後までお付き合いください(^^)

 

 

 

 

【目標と目的】

 

「目標と目的」はとても似た言葉ですが、その意味は少し異なります。

 

そして“目標”を立てる上で、この二つの言葉の意味の違いを理解することは、非常に重要だと思います。

 

それではさっそく、それぞれの言葉の意味をGoogle先生に聞いてみましょう。

 

目標とは…目じるし。

目的とは…めあて。

 

非常にシンプルな内容ですが、微妙にニュアンスの違いがありますよね。

 

ではでは、ここから僕なりの解釈で書いていきたいと思います。

 

 

 

 

【目標と目的の違い】

 

先述したとおりですが、ちょっと調べてみると

 

目標のことを“目じるし”

目的のことを“めあて”

 

と出てきました。

 

シンプルなんですが、なかなか読解が難しいですよね。

 

 そこで僕なりの例を示してみます。

 

目標を「今年は10kg痩せる!」とします。

 

これだけだと漠然としていますね。

 

それではこれに「可愛い彼女を作るために」という“目的”を付け足してみます。

 

そうするとどうでしょうか。

 

「可愛い彼女を作るために、今年は10kg痩せる!」という

 

動機は不純かもしれませんが、より具体的な目標になりましたね。

 

ただ「10kg痩せる!」という目標だけでは、漠然とし過ぎていて途中で挫折してしまいそうですが、

 

彼女を作るという目的を付け加えることで、ちょっとは頑張れそうな気がしませんか?

(ちょっと強引な例えですみません…汗)

 

つまり目標と目的の言葉の意味はほとんど同じですが

 

目標とは“なりたい自分”

 

目的は“掲げた目標をより具体的にイメージさせるためのサポーター”

 

といったところかと。

 

特に、目標を立てる上で目的を持つことが非常に重要だと、僕は思っています。

 

ホームランを打つために、毎日素振りする

レギュラーになるために、誰よりも練習する

健康のために、毎日ウォーキングする

ボールと友達になるために、ボールと一緒に寝る

などなど…

 

目的のある目標を持つことで、今までとは少しだけ毎日の行動が変わってくるはずです。

 

「よし!彼女作るために10kg痩せるぞ!目的ある目標だし、今年は頑張れそうだ!!

さっそく明日からは晩酌を控えめにして、食事も節制して、あとは毎日ランニングだ!」

 

…なんて、目標を決めた当初は意気込みバッチリでスタートするのですが…

 

これがまた中々続かないものですよね。

(僕のことではありません。決して僕のことではありません!)

 

きっと誰もが経験しているはずです。

 

良い目標設定の仕方をしたにも関わらず、なぜうまいこと続かないのでしょうか。

 

次はその辺りについて、僕なりに書いていきます。

 

 

 

 

【目標の立て方】

 

 せっかく立てた目標が続かない。

 

これはきっと誰もが経験しているはずです。

 

ではなぜうまく続けることができないのでしょうか?

 

意志が弱いから、とか

根性がない、とか

そもそもやる気が起きません、とか

 

理由は様々かと思いますが、

 

実はそれ、目標の立て方1つで変わったりします。

 

その目標の立て方というのが

 

“大きい目標と小さい目標を立てる”

 

ということ。

 

これをするだけで、自分の立てた目標がグッと近づきます。

 

それではさっそく具体的に書いていきます。

 

 

 

①大きい目標

 

大きい目標とは一体どういうことか。

 

簡単に書くと

 

大きな目標=ゴール

 

みたいな感じです。

 

先述した「彼女を作るために10kg痩せる!」という目標を例に進めていきます。

 

ここで言う“大きい目標”とは「10kg痩せる」ということです。

 

さらに細かく言うと「1年で10kg痩せる!」ということになるので、この1年間で10kg痩せることができたら

 

目標達成!=ゴール!

 

というわけです。

 

“最終的に達成したい目標”のことを、“大きな目標”と考えると良いかもしれませんね。

 

そして「目標を立てる」というと、この“大きな目標だけ”を立てていることが多いと思います。

 

こな“大きな目標だけを立てる”ということこそが、人を何度も挫折に追い込む目標の立て方です。僕もその1人でした…。

 

ではなぜ挫折しやすいのでしょうか。

 

大きな目標だけを立てるということは、ゴールだけを決めているということになります。

 

例えるならば、サッカーの試合でキックオフと同時にゴールめがけてシュートを打つ、みたいなことです。

 

いくらシュートを打ち続けても、ゴールする確率はごくわずか…これじゃ挫折しちゃいますよね。

(中にはゴール決めちゃう選手もいますが、そこはスルーしてください)

 

確実にゴールを決めるには、ゴールにできるだけ近づいてからシュートを打つはずです。

 

当然フィールドには敵チームの選手がいるので、一気に距離を縮めるのではなく、パスを回しながら少しずつ、少しずつ近づいていくと思います。

 

もちろんパス回しだけではなく、強行突破してみたり、はたまたサイドチェンジしてみたり、いろいろなアプローチをしながらゴールを目指すわけです。

 

シュートを打つためにゴールへ近づく

ゴールへ近づくためにはパスを回す

そして少しずつ近づいて、シュートを打つ

 

勘のいい人は、なんとなく気づいたと思います。

 

大きな目標=ゴール、なら

 

小さな目標=パス回し、といったところでしょうか。

 

そう、小さな目標を立てることこそ、目標を達成するために本当に大事なことなんです。

 

次はその“小さな目標”について書いていきます。

 

 

②小さい目標

 

上でサッカーに例えて書いてみましたが、どうでしたか?

 

大きな目標を立てるだけでは、挫折しやすい理由もなんとなくわかったでしょうか?

 

キックオフと同時にシュートを打ってばかりでは、そりゃ挫折しちゃいますよね。

 

ではどうするか。

 

ここで“小さな目標”が登場します。

 

確実にゴールを決めるために、細かくパスを回し、少しずつ少しずつゴールへ近づいてシュートを打つ。

 

これを目標に置き換えてみます。

 

大きな目標を達成するために、その目標を達成するために必要な“小さな目標”を1つずつクリアし、最終的に大きな目標を達成する。

 

こんな感じでしょうか。

 

じゃあ具体的になんなのさ、と。

 

例えば先ほどから書いている「1年間で10kg痩せる」という目標

 

いきなり10kg痩せようなんてのは、誰もが無理とわかります。

 

けれどこれを「1か月1kgずつ痩せる」という、小さな目標を設定したらどうでしょうか。

 

10kg痩せるというと難しそうですが、1か月で1kg痩せるという目標ならいけそうです。

 

しかもこれを1年続けることができたら、トータルで12kgも痩せることができて、目標を上回って達成することができちゃいます!

 

これ、スゴくないですか?

 

10kg痩せる!という目標が、手の届く範囲までグッと近づいた気がしますよね。

 

つまり小さな目標は、最終的にゴールにたどり着くための、いわばステップアップのようなものです。

 

さらに小さな目標を立てる上でポイントがあります。

 

それは“達成できる目標を立てる”ということです。

 

ゴールに近づくために無理矢理パスを通そうとしても、きっと相手選手にカットされてしまいますよね。

 

そしたらまずは、近くの空いたスペースにいる味方へパスを出すと思います。

 

小さな目標の設定も同じです。

 

結果を焦って無理な目標を立てるより、今の自分が達成できそうな“目先の目標”を設定する

 

そうすることで、目標を達成できる喜びも味わえるし、何より次に向けた意欲も湧いてくると思います。

 

また、途中でうまくいかないことがあっても、その手前まではクリアしているので、一旦“パスを出す前まで戻る”ことができます。

 

そうすれば、その場所から別のアプローチを仕掛けることができるので、「また初めから…」ということにはなりません。

 

大きな目標だけだと挫折しやすいのは、失敗した時に戻れる場所がないからというのも原因かもしれませんね。

 

つまり、小さな目標を立てるということは、

 

1つずつ目標をクリアする達成感を味わえる

失敗した時に戻れる場所を作ってあげる

 

という意味で、とても重要な役割があるということです。

 

どうですか?小さな目標、大事ですよね。

 

 

ここまで大きな目標と小さな目標について書きました。

 

大切なのは大きな目標と小さな目標を組み合わせて、1つの目標を立てるということ。

 

そしてこれが僕の考える“目標の立て方”です。

 

こんな風に目標を立てることができれば、今までのように挫折することは少なくなるはずです。

 

最終的には自分自身の強い気持ちがなければ、と思うところもありますが…

 

でも気持ちや根性だけでなく、より理論的に目標を立てると、具体的なアクションを起こしやすいのではないかと思います。

 

大きな目標と小さな目標

 

今年はこんな風に目標を立ててみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

【まとめ】

 

今回は「目標と目的について」書いてみました。

 

目的を持った目標を立てることが大事で、

 

目標を立てるときには、“大きな目標”と“小さな目標“を立てることが大事ということを

 

僕がやったことのないサッカーに例えてみましたが、いかがでしたか?

(ちなみに僕は小学生から野球少年です!笑)

 

目標を立てるということを

 

最終的な目標は何か(大きな目標)

なぜその目標を達成したいのか(目的)

達成するために必要なことは何か(小さな目標)

様々な角度からアプローチすることはできるか(小さな目標)

 

というように考えてみると、より具体的に、そしてより近くに“ゴール”を感じることができると思います。

 

きっとこれが本当の目標の立て方なんだろうなぁ、とブログ書きながら改めて思いました。

 

こうしてみると、個人だけではなくてチームにも応用できそうですよね。

 

例えば救助訓練なんかは良いかもしれませんね。

 

大会に向けて訓練をする中、漠然とした目標ではなく、どうしたいという目的を持たせ、チームとしての大きな目標を立てる。

そしてそれに向けて、月ごとにクリアすべき小さな目標を立てる…

 

すでに実践しているところもあると思いますが、まだやっていなければ面白そうですよね。

 

もちろん、初めは個人的に実践してみてください。

 

きっと少し行動や意識が変わるはずです。

 

この1年をどう過ごすかは自分次第です。

 

いつもどおり過ごすのも、何かに新しくチャレンジするのも同じ1年。

 

どうせなら毎年新しい目標持って過ごしてみませんか?

 

その手助けに、今日の記事が少しでも役に立てば嬉しい限りです。

 

新しい1年、素晴らしい目標を持って過ごしましょう(^^)!

 

改めて、今年もよろしくお願いします。

 

最後までありがとうございました(^^)!

 

 

 

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