新任小隊長の独り言

現役消防士、新任小隊長の日々を独り言的につづります。

消防士とは…

leoです。

 

ここ最近は梅雨空で洗濯物も乾かないですね…。気持ちまでジメジメしてきちゃいます。

 

そういえば、先週あたりに千葉の消防士が逮捕されたというニュースが流れましたね。

 

振り込め詐欺の受け子だったとか…

 

きっと消防士になったときは、みんなと同じ志を持っていたはずなんですけどね…

 

なんとも言えない気持ちになります。

 

こういうニュースが流れると、僕のいた所属では

 

「プライベートも公務員らしくいろ!」

 

なんて、頭ごなしに言われ続けてました。

 

でもそれって具体的にどうすれば良いんでしょうか?

 

その言葉がどこまで伝わっているのか、どこまで理解してもらえているのか、どうやったら伝わり理解してもらえるのか…

 

考えるべきことはたくさんです。

 

 

 

さて、今回は「消防士とは」をテーマに、僕なりの考えも交えて書いていきたいと思います。

 

良ければお付き合いください(^^)

 

 

 

 

【消防士とは】

 

消防士とはと聞かれて、まず思い浮かぶのは

 

“火消し”

 

ですよね。あるいは

 

“救急隊”  とか  “救助隊”  かもしれません。

 

ネットで調べてみると

 

火災現場等に赴き、火災等を抑圧、鎮静し、人命救助を行う者

 

なんてあったりします。

 

現役の消防士さんや消防士を目指す人たちであれば、

 

国民の身体、生命、財産を…

 

なんて答えが返ってくるかもしれません。

 

まさに消防法第1条ですね。

 

もちろん、全て正解だと言えますが

 

 今回は少し違う視点から考えてみようと思います。

 

 

 

 

【消防士は地方公務員】

 

もうみなさんご存知のとおり、

 

消防士とは

 

それぞれの地方自治体に属する地方公務員です。

 

役所の人たちと同じように、難しい公務員試験を受け、地方自治体の職員として採用されます。

 

最近では公務員人気のためか

 

消防士になった理由の一つにも

 

「公務員だから」

 

ということが、多く言われるようになったと思います。

(少し悲しい気もしますが…この話はまた別の日に書きたいと思います)

 

それほど

 

“消防士は公務員”

 

という認識が強まっているようです。

 

ではでは、その“公務員”とは何かと聞かれたら

 

みなさんは何と答えますか?

 

よく“全体の奉仕者”なんて言われたりもしますね。

 

僕が教わったことを書くと

 

公共の福祉に供する職

 

つまり

 

「利益は求めませんよー、みなさんのために働きますよー」

 

といったニュアンスでしょうか。

 

社会的利益を供与するための職業、といえば

 

なんだかそれっぽい答えになりそうですね。

 

そして消防士はまさにこれに当てはまりますね。

 

消防士が利益を求めてしまったら

 

「火事は一件あたり100万円ね。払えないなら消しませんよ。」

 

なんてことになりかねません。

 

それを思うと

 

公務員という職業は

 

社会の利益に繋がる、素晴らしい職業だと言えますよね。

 

ではでは、ここでまた違った視点から“公務員”について考えてみようと思います。

 

 

 

 

【公務員は会社員?】

 

ここからは視点を変えて“公務員”について書いていきます。

 

公務員を広ーい枠でくくると

 

“会社員”

 

とも言えるのではないでしょうか。

 

役所で仕事してお給料をもらうというのは

 

一般企業で仕事してお給料をもらうのと何ら変わりないかと

 

僕は思います。

 

ただ一般の会社員と違うのは

 

税金からお給料をもらっていること

ノルマがないということ

 

などが挙げられるかなと。(他にもたくさんあると思います)

 

でもこれがまた厄介ですよね。

 

特に、ノルマがないということ。

 

一般の会社員であれば、業績を上げなければ評価されず

 

当然それがお給料や役職などにも影響が出てくる訳です。

 

ところが公務員はこれがない。

 

やろうがやらまいがお給料は上がっていくし

 

年齢に応じたポストが用意される。

 

きっとこれが公務員叩きにあう原因でもあるのかな、と思います。

 

…ちょっとグチっぽくなってしまいました。(汗)

 

本題に戻ります。

 

”公務員”を広義で捉えて“会社員”とするならば、

 

お給料をもらうためには

 

何かしらのサービスを提供しなくてはなりません。

 

一般の会社員だと

 

営業であれば、お客さんの満足するモノやサービスを売ったり

 

サービス業であれば、お客さんが満足する体験や癒しを提供したり

 

お医者さんであれば、患者さんの満足する医療を提供したり

(ちょっと会社員とは違いますが)

 

お給料をもらうためには

 

そのお給料を払ってもらえるほどの

 

価値あるモノやサービスを提供しなくてはなりません。

 

それでは公務員はどうでしょうか。

 

僕たち消防士はどうでしょうか。

 

どんなモノを提供するべきなのか

どんなサービスを提供するべきなのか

 

 

 

…ちょっと長くなってしまいました。

 

続きはまた次回のブログで書いていきたいと思います。

 

最後まで見ていただいた方、

 

バシバシご意見お待ちしております。

 

leoでした。

 

それではまた。

 

 

 

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