消防士の教科書

これから消防士を目指す人たちの教科書になるようなことを書いていきます。

火災とは

お疲れ様です、leoです。

 

四月はなんだかバタバタしてて嫌ですね。

 

本部の人なんか、一体いつまで仕事してるんやら…もうあそこには戻りたくない(;´д`)!笑

 

さて、今回は消防士の基本である“火災”について書いていきたいと思います。

 

火災とはそもそも何なのか

どんな現象なのか

 

本当にそもそもの事を書いていきます。

 

僕も原点に立ち返って、もう一度勉強するつもりで書くので、今回も最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)

 

 

 

 

 

【火災とは】

 

さっそくですが、皆さんは「火災とは何か」と聞かれたら、どのように答えるでしょうか?

 

調べてみると、いろいろと定義があるみたいですね。

 

ではでは、Google先生に聞いてみましょう。

 

火災とは、火による災害のことをいう。

一般的には火事ともいう。

 

全くもって、そのまんまですね。笑

 

でもまさにその通り。火災とは火による災害のことをいいます。

 

でも、僕たち消防士が考えていたのとは、少し違いませんか?

 

僕たち消防士が考えた“火災”は、きっと以下のとおりかと思います。

 

火災とは、次の3つの要素を満たすものをいう。

1.人の意図に反して発生し、

2.消火の必要がある燃焼現象であり、

3.消火施設の利用を必要とするもの。

※爆発現象は、上記の2,3の有無に関わらず火災に該当する。

 

僕も考えていたのはこっちでした。

 

これは総務省消防庁の「火災報告取扱要領」に定められている定義ですね。

 

消防士であれば、覚えておいて損はありません!

 

この他にも、ISOでは「時間的及び空間的に制御されず拡大する急激な燃焼」なんて書かれているようです。

 

つまり一言に火災と言えど、その定義は統一されていないということなんですね。

 

正直、僕もISOのことは知りませんでした…勉強不足(ー ー;)

 

しかしながらどれにおいても共通するのは、

 

 というワード

 

さらには“燃焼現象”というワードが出てきます。

 

ではでは、次のセクションではそこにフォーカスしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

【“燃える”とは】

 

みなさんは“燃える”という現象を説明できますか?

 

火災とはあまり関係ないことかもしれませんが、この“燃える”という現象を知ると、その逆の“消火”についても理解しやすくなるはずです。

 

それでは早速Google先生に聞いてみましょう!

 

燃えるとは、火がついて炎が立つこと。または燃焼すること。

 

思っていたとおりの答えですね。

 

では、“燃焼”とは具体的にどのような現象なのでしょうか。

 

燃焼とは、可燃物が空気中または酸素中で光や熱の発生を伴いながら、激しく酸素と反応する酸化現象のことである。 

また、燃焼現象には炎を有する有炎燃焼と、炎を有しない無炎燃焼(線香の火やタバコの火など)がある。

 

なるほど、「燃える=燃焼=酸化現象」というわけですね。

 

さらに燃焼現象には、炎が立つ有炎燃焼炎が立たない無炎燃焼があるということもわかりました。

 

つまり僕たち消防士は、火災現場という巨大な酸化現象に対峙しているということになりそうです。

(無理矢理感ハンパないですが、そこは良しとしてください!)

 

そして燃焼には、燃焼の三要素と呼ばれるキーワードが存在します。

 

燃焼の三要素とは何か、次に書いていきます。

 

 

 

 

【燃焼の三要素】

 

物が燃える現象、燃焼現象には3つの要素が必要となります。

 

みなさん知っていると思いますが、もう一度復習です(^^)

 

燃焼の三要素

  1. 可燃性物質
  2. 酸素
  3. 火源

 

さて、全部スラスラ答えられましたか?

 

燃焼の三要素、消防学校初任科で習いましたね。

 

ちなみに僕が教わった時は、この三要素に加え“反応の継続(連鎖反応)”を加えた「燃焼の四要素」とも言っていましたが、この記事では三要素として進めて行きますね。

 

そしてこの燃焼の三要素のうち、どれか1つでも欠けたら燃焼現象は起こりません。

 

つまり逆を返せば、

 

燃焼の三要素のうち1つでも取り除くことができれば燃焼現象は収まる

 

ということですね。

 

この燃焼の三要素、消火活動をする上でものすごく大切なキーワードです。

 

上で太字で書いた部分、忘れないで次に進みましょう。

 

 

 

 

 

【消火とは】

 

んなもん知ってるよ!と聞こえてきそうですが、改めて書いてみます。

 

消火とは、火を消すこと。特に火災を消すことを指す。

現象としては、燃焼と呼ばれる連鎖反応を止めることをいう。

 

はい、まさにですね。

 

僕たち消防士の一番の仕事であります。

 

前のセクションでも少し書きましたが、消火の理論は、

 

燃焼の三要素のうち1つでも取り除くことができれば燃焼現象が止まる。=消火できる。

 

ということになります。

 

僕たち消防士は主に水を使った消火活動を行っていますが、これも燃焼の三要素のうちの1つを取り除くことによって消火しているものです。

 

こんな風に、燃焼の三要素に対して“消火の三要素”というものがあります。

 

もうみなさん知っていると思いますが、これも改めて見直してみましょう(^^)!

 

 

 

 

【消火の三要素】

 

燃焼の三要素に対して、消火の三要素があります。

 

早速1つずつ書いていきます。

 

1.除去消火

可燃物の供給を止めたり、周りの可燃物を取り除いたりして消火する方法。もう本当にそもそも論の方法。

〜例〜

  • ガスの元栓を閉める
  • 林野火災の際、周りの木を切り倒す
  • 延焼しないように隣の家を壊す(これは江戸時代の“破壊消火”というやつです。)

個人的には、もはや消火とは言えないのではないかと思っています。

林野火災ならまだしも、建物火災ではなかなかできない消火方法ですね。

 

2.窒息消火

酸素の供給を止めたり、燃焼に必要な酸素濃度を下げたりして消火する方法。

〜例〜

  • アルコールランプに蓋をする
  • 炭つぼに炭を入れる
  • コンピュータ室に不活性ガス(CO2やハロゲン)を注入する
  • 部屋を密閉して空気を遮断する

前述の除去消火に比べ、かなり効果的かと思います。僕たちも泡消火などで窒息消火を行なっていますしね。

ただし、酸素の供給を断つということは人命にも大きく関わってきます。

消火設備として備えられているような場所での消火活動時は、十分に気をつけて活動しなければなりませんね。

 

3.冷却消火

可燃物の温度を燃焼に必要な温度以下に下げて消火する方法。一番メジャーな消火方法。

〜例〜

  • 水をかける

僕たち消防士は、水を使った冷却消火を行っています。

水には強い冷却効果がある上、可燃物を覆うことで窒息消火の効果もあります。さらには資源も豊富で入手しやすいという、ほとんどメリットしかないため、科学技術が発展した現代でも、消火の際に水を使用し続けています。

 

 

覚えていましたか?消火の三要素はこんな感じです。

 

僕たち消防士は、この三要素を理解した上で活動しなければなりません。

 

しかもこの三要素、それぞれにデメリットを抱えています。

 

除去消火であれば、そもそも可燃物を除去できない

窒素消火であれば、酸素供給を断つことで人命の危険性が増す、バックドラフトの危険性が増す

冷却消火であれば、水を使えない禁水性物質がある、油ダメ、電気もダメ

 

などなど…。

 

それぞれの持ち味がある分、それぞれができない事もあるということです。

 

特に冷却消火で挙げた“禁水性物質”については要注意ですね。

 

気になった人はググってみてください。

 

ちなみに余談になりますが…

 

建物火災の“鎮火”って、実は放水で冷却消火して消火できた訳ではなくて、単に可燃物が全て燃えきって可燃物がなくなっただけの除去消火だったりして…

(めっちゃ皮肉ですよねぇ…)

 

 

 

 

【まとめ】

 

さて、今回は火災について書いてみました。

 

改めて書いてみると、やっぱり奥が深いですね。

 

消火活動は、僕たち消防士の一番の仕事です。

 

火災とはそもそも何か。

 

ここに書いた以上のことを学ぶキッカケになればと思います。

 

 

 

さてさて、すっかり長くなってしまいました(;゚Д゚)

 

私ごとですが、今月から消防隊の自主勉強会なるものを立ち上げました。

 

どんな風になるかビクビクしながらやっていますが、なかなか人数も集まり、若い子たちの反応も良い感じです!

 

いずれこのブログでも、勉強会の近況を報告したいと思います。

 

せっかくなら、みんなでシェアしたいですしね(^^)

 

というわけで、僕も新年度新しいこと始めました!

 

どんどん勉強して、どんどん成長する一年にしたいと思います!

 

改めて、今年度もこのブログをよろしくお願いします(^^)

 

今回も最後までお付き合いありがとうございました!

 

新年度を迎えて

お疲れ様です、leoです。

 

新年が明けて、あっという間に新年度がやってきました。

 

今年も3ヶ月が過ぎたってことですね。

 

早すぎ…(;´д`)

 

異動発表も終わり、新たなスタートを切るみなさん

 

新規採用で“消防士”として新たなスタートを切ったみなさん

 

新年度を迎えて、それぞれが新たなスタートを切ったことと思います。

 

さて、みなさんはこの1年をどう過ごしますか?

 

現職消防士として新年度を迎えたみなさんは、新しい所属、人、環境になり、希望や不安でいっぱいでしょうか?

 

はたまた、これから消防士として“仕事”をしていくみなさんはどうですか?

 

僕の感覚ですが、仕事を始めてからというもの

 

新年よりも新年度に対する気持ちの切り替えの方が大切な気がしてなりません(ー ー;)

 

なんせ人が変わって環境が変わるので、

 

良くも悪くも心機一転ですからねぇ…。

 

今回は現職のみなさんに向けてというよりも、新たに消防士として働くことになったみなさんに向けて書いていこうと思います。

 

良ければ最後までお付き合いください(^^)

 

 

 

 

【新年度を迎えて】

 

消防士として新たな一歩を踏み出したみなさん

 

ようこそ消防士の世界へ!

 

きっと消防士になったきっかけは色々あるかと思います。

 

小さな頃から消防士に憧れ、夢に見て入った人

 

カラダを動かすのが好きで、消防士ならそれが叶いそうだと思って入った人

 

公務員だから何となく入った人

 

どんな理由であれ、今の時代に公務員試験という難関を突破して消防士になったことは

 

大いに誇りに思ってください。

 

本当にスゴいことです!

 

しかし!

 

ここからは考え方を変えてもらわなくてはなりません。

 

どんな理由で消防士になったにしても、 

 

消防士になった以上、周りから求められることは非常にたくさんあります。

 

これからは消防士として、

 

人に誇れる態度、振る舞い、身だしなみでいなければなりません。

 

消防士はどんな世代の人から見ても“ヒーロー”です。

 

決してダサいと思われるような消防士にはならないでください。

 

所属によっては先輩達がグータラして、どうしようもない感じのところもあると思います。

(僕の所属もそんなところあります。)

 

けれど、それに感化されちゃダメです!

 

いつどこで誰が見ても、カッコイイ消防士でいてください。

 

これは僕からのお願いであり、いつまでも失わないで欲しい思いです。

 

また、きっとこれからの日々は、理不尽なことがたくさんあると思います。

 

本当にたくさんあります。

 

こんなくだらないことで怒られるのかと

 

こんなつまらないことで怒鳴られるのかと

 

お前もできてないのに俺に言うのかと

 

今まで生きてきてこんな理不尽なことはなかったと思うくらい、本当に理不尽なことばっかりだと思います。

 

ちなみに僕は過去に、夜ご飯に生姜焼きを出した時に「今度バラ肉で生姜焼き作ったらブッ◯すぞ!!!」と怒鳴られました。

 

人生で初めて「ブッ◯す」と言われました。たぶん一生忘れません。笑

 

僕の話はさておき!

 

全てが理不尽なことばかりではありませんが、消防という特殊な社会では往々にしてありえることです。

 

ので、それを受け流す術を、いち早く身に付けて欲しいと思います。

 

全部を真正面から受け止めていたら、きっとすぐに潰れちゃいます。

 

「あぁ、またあの人言ってるよ」くらいの気持ちを持てるように頑張って欲しいです。

 

そしてここからは、さらに偏った僕個人の考え方を書きます。

 

 

 

 

【もし本当にキツかったら…】

 

「新年度を迎えて」というタイトルなのに、こんなこと書くのはおかしいかもしれませんね(ー ー;)

 

でも書かなくてはいけないことだと思うので、はっきり書かせてもらいます。

 

 

毎日がどうしようもなく理不尽で

 

やる事なす事全部怒られて

 

逃げ場もなくなっちゃった

 

もう本当どうしようもない

 

本当に本当にキツくなったら

 

逃げて大丈夫。

 

まだまだ若い20代。

 

そんな職場にいることはないです。

 

確かに、人を救うとても良い仕事です。

 

でも、あくまでも仕事です。

 

夢や理想だけでは仕事はできません。

 

身も心もボロボロになって、病気になってまで働く必要は全くありません。

 

“今時の子は我慢できないし、忍耐もないからダメだ!”

 

なんて言われるかもしれません。

 

そりゃ多少の我慢や忍耐は必要です。僕も最近の子はなぁ…って思うこともあります。

 

でもだからと言って、身体や心が壊れるまで我慢する必要はありません。

(むしろそんな環境になってる職場が異常ですよね。)

 

仕事では“あなた”の代わりはたくさんいるかもしれません。

 

けれど仕事以外では“あなた”は“あなた”しかいません。

 

仕事なんて結局、金稼ぐための手段にすぎないんです。

 

だから本当に本当にキツかったら、逃げて大丈夫です。

 

絶対大丈夫。

 

 

 

 

…僕の想いをブチまけてやりました。

異論、反論認めます。でも優しい感じでお願いします(>人<;)

 

 

さて、次で最後のセクションとします。

 

あと少し、お付き合いよろしくお願いします(^^)

 

 

 

 

【最後に一言】

 

みなさんは晴れて消防士になりました。

 

消防士になりたくて

公務員になりたくて

カラダを動かせる職業に就きたくて

 

この他にもたくさん消防士になった理由があると思います。

 

どんな理由にせよ、消防士になると決めて、その目標を達成し、今日から消防士として働くということは本当にスゴいことです!

 

そこで僕から最後に一言、みなさんに伝えたいと思います。

 

 

 

みなさん、

 

“消防士としての目標”を定めてください!

 

 

…ん?なんのこっちゃ?と、思いましたか?笑

 

どういうことか、ちょっと書いていきますね。

 

 

 

 

【消防士としての目標】

 

きっとみなさんは、今まで“消防士になる”ということを目標に頑張ってきたと思います。

 

そして見事、消防士になることができました。

 

目標達成、つまりゴールしたわけです。

 

ではでは、消防士になったみなさんの次の目標は何でしょうか?

 

僕が思うに、新規採用される人たちは、ある種の燃え尽き症候群になっている気がします。

 

というのも、受験や公務員試験という、ものすごい競争の中を勝ち抜いて、ようやくゴールにたどり着いたわけですからね。

(そもそも“就職することがゴール”になってる今の社会がおかしい気がしますが…)

 

きっとすぐには新しい目標を決めることはできないかと思います。

 

でもそのままズルズル行かないでください。

 

みなさんは“消防士になる”というスゴい目標を達成したんです。

 

消防士としての新しい目標を定めて、それに向けて新たにスタートを切ることくらい、なんてことないはずです。

 

仕事を楽しくするのも、つまらなくするのもあなた次第です。

 

どうせやるなら目標を持って、それに向けて毎日頑張れるようにしてはどうでしょうか(^^)?

 

 

 

 

【まとめ】

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

新年度を迎えて、それぞれが新しいスタートを切りました。

 

現役の人も、新規採用の人も、

 

それぞれが“消防士としての目標”を持ち、1年を過ごして欲しいと思います。

 

いつもの1年にするか

新しい1年にするか

 

あなた次第です。

 

あなたはどちらの1年を過ごしたいと思いますか?

 

僕も頑張りますよー!!

 

 

 

というわけで、僕は今年度新しい取り組みを開始します。

 

その経過や内容について、いずれこのブログでシェアしていきたいと思います!

 

今回も最後までお付き合いありがとうございました(^^)!

 

今年度も頑張って行きましょー!!

 

 

 
このブログのご意見、ご感想は下記アドレスまで!

yamama.leo.1227@gmail.com

 

 

 

 

 

ドクターヘリって何だ?

 

お疲れ様です、leoです。

 

だんだん暖かくなってきましたね!

 

そして花粉症絶好調です…もう本当にツラい…

 

目と鼻取ってゴシゴシ洗いたい(;ω;)

 

ところで、最近世間では“パワハラ”の話題がたくさんですね…

 

どこの世界でも露見し始めているみたいです。

 

僕も以前書きましたが

 

ハラスメントとは - 消防士の教科書

 

やっぱり大事なのは信頼関係なのではと思うこの頃です。

 

僕ももう一度自分の立ち振る舞い考え直さねば…

 

さて、今回はドクターヘリについて書いていきます。

 

ちょっと前にコードブルーの新章が放送されていたので、世間的にもだいぶ広まったのではないかと思います。

 

ではそのドクターヘリとは何なのか、僕たち消防とどんな関係があるのか、少しずつ書いていきたいと思います。

 

良ければ今回も最後までお付き合いください(^^)

 

 

 

 

 

【ドクターヘリとは】

 

見出し良い感じじゃないですか?

 

ちょっとだけこのブログの機能を使いこなせるようになりました。笑

 

さて、そもそもドクターヘリとは何なのか

 

みなさん知っていますか?

 

早速Google先生に聞いてみましょう!

 

ドクターヘリとは、救急医療用の医療機器等を装備したヘリコプターのことで、医師及び看護師が同乗し救急現場等へ向かい、現場等から医療機関に搬送するまでの間、傷病者に救急医療を行うことができるヘリコプターのことをいう。

 

なるほど、考えていたとおりですね。

 

ドクターヘリは、医師と看護師を救急現場まで連れてきてくれます。

 

さらに病院へ搬送するまでの間にも、医師と看護師により適切な医療行為が行われます。

 

つまり“運ぶ”だけでなく“救急医療付き”ということです。

 

僕たち救急隊は、救急救命士の特定行為が拡大されたりして、救急隊としてやれることも増えてはきましたが、どちらかというと、まだまだ“運び屋”ですね。

 

さらに、ヘリコプターは渋滞がないし速度制限もないので、現場に来るのも病院に向かうのもメチャメチャ早いです。

 

救急車なんて比じゃありません。

 

本当すぐ現場に来て、すぐ病院着いちゃいます。

(乗ったことありませんが)

 

これ、一刻を争うような患者さんにとっては、ものすごい医療サービスだと思います。

 

本当、ドクターヘリは救急の世界に革命を起こしましたよね。

 

ちなみに2017年3月時点で、東京以外の41道府県に51機配備されているようです。

 

数字だけ見ると全国的に配備されているような気がしますが、そんなことはないようです。

 

やはり地域により格差があるようです。

 

なぜかと言うと…

 

みなさんはドクターヘリの運用費用はどれくらいか知っていますか?

 

なんとびっくり、ドクターヘリ1機あたりの運用費用は

 

年間約2億円かかるといわれています。

 

…めちゃめちゃ高い( ゚д゚)!

 

この運用費用は、国と都道府県が負担することとなっており、今では国が最大9割を負担してくれるらしいです。

 

にしても高すぎるため、まだまだ全国に配備されるには至っていないみたいです。

 

お金の話が出たので、ドクターヘリの利用料金についても触れます。

 

ドクターヘリで搬送された場合の費用は…

 

基本、無料です。

 

救急車と同じで料金はかかりません。

 

が、ちょっと調べてみたところ、中には請求された人もいるようです。

 

その人は「呼んだら請求された」とのことなので、もしかしたらドクターヘリではないのかもしれません。

(これについては下の方で詳しく書きます)

 

が…謎の部分です。

 

ただ、僕が知る限りでは、

 

“ドクターヘリで搬送されて利用料金を請求された!”

 

なんて話は聞いたことがないので、基本的には無料だと思っていて大丈夫かと思います。

 

 

 

【ドクターヘリの仕事】

 

1.ドクターヘリの仕事

 

ドクターヘリの主な仕事は、医師・看護師を救急現場へ搬送し、救急患者をいち早く病院へ搬送することです。

 

「救急車と同じじゃん!」と思うかもしれませんが、ちょっと違います。

 

僕たち救急隊は、医療行為を行うことはできません。

 

助けたい命が目の前にあっても、できることは限られ、ただただ早い搬送を求められます。

 

きっと救命士の人は、もどかしい思いを何度も経験しているかと…。

 

しかしドクターヘリは違います。

 

医師・看護師を現場へ連れてきてくれるので、資機材さえあれば現場で医療行為を行うことができます。

 

救急車内で緊急開胸心臓マッサージをやっていた現場もありました。

 

“医療を救急現場へいち早く届けること”

 

これがドクターヘリの一番の仕事であり、最大のメリットですね。

 

 

2.ドクターヘリの運行時間

 

ドクターヘリには、日の出から日没までという運行時間があります。

 

つまり夜は飛べません。

 

また、悪天候の日も飛ぶことはできません。

 

「いやいや、自衛隊のヘリとか飛んでるじゃん!ドクヘリも頑張れよ!」

 

と思いますが、そこは患者さんファーストです。

 

ドクターヘリこそ“安全第一”。

 

救急車で道路の凹凸を気にしながら運転するのと同じで、患者さんへの負担を最小限にするために必要な措置だと思います。

 

ましてや空路、絶対に事故がないことが大前提ですからね。

 

 

3.フライトドクターとフライトナース

 

ドクターヘリに搭乗する医師、看護師のことを

 

フライトドクター

フライトナース

 

なんて呼んでいます。

 

僕の高校の友人にフライトナースの(めちゃめちゃ可愛い)子がいますが、やはり中々の狭き門のようです。

 

めっちゃ勉強したと言っていましたね。

 

ちなみに出動がないときは、救急室で救急医として勤務しています。

 

ドクターヘリの出動要請があると、すぐさまヘリに乗り救急現場へ駆けつけてくれるわけです。

 

 

4.パイロット

 

ドクターヘリのパイロットは、医師でも看護師でもましてや消防士でもありません。

 

完全に民間会社の社員さんです。

 

朝日航洋さんが1番有名かもですね。

 

ドクターヘリのパイロットになるには、まずは操縦士の資格を取得しなければなりません。

 

その費用は約1,000万円…( ゚д゚)!

 

これもまたある意味、狭き門のようですね。

 

 

5.消防との関わり

 

①ドクターヘリの出動

 

ドクターヘリは“消防の要請に基づき”出動します。

 

あくまでも消防からの要請があった上で、救急現場に飛んできてくれるので、一個人からの要請は受けていないということですね。

(だから「呼んだら請求された」は、ドクターヘリではないのかもと思いました。)

 

②現場でのドッキング

 

ドクターヘリは専用の緊急ヘリポートに着陸します。

 

それを“ランデブーポイント”と僕らは呼んでいます。

 

このランデブーポイントに着陸するにも、ただポンッと着陸するわけではありません。

 

ダウンウォッシュ(ヘリコプター特有の吹き返しの風のことです)で砂やホコリが舞わないように散水したり

周りの住民への注意喚起の広報をしたり

ランデブーポイント付近への立ち入りを制限したりなど

 

ドクターヘリの着陸に関する安全管理を消防隊が行います。

 

また、よく“ヘリコプターの誘導はするの?”なんて聞かれますが

 

ヘリコプターの誘導は一切やりません。

 

というか、やると怒られます。

(しかも激オコです。)

 

着陸・離陸に関しては、全てパイロットさん任せです。

 

僕たち消防は、あくまでも付近の安全管理と広報です。

 

③傷病者の引き継ぎ

 

救急車で傷病者をランデブーポイントまで運び、ドクターヘリに引き継ぎます。

 

傷病者の容態にもよりますが、救急車内で応急処置をしたり、そのままヘリに乗せてすぐ離陸、なんてこともあります。

 

僕の経験上ですが、ドクヘリの先生と看護師さんは優しい人ばかりです。

 

引き継ぎも丁寧に聞いてくれて、最後には労いの言葉を言ってくれたり…

 

救急室のピリピリしている先生たちとは大違いです…(ー ー;)

(なんて書くと怒られるかもしれませんが、本当救急室の先生&看護師さんは怖いんです…)

 

傷病者を引き継ぎ後、僕たち消防隊&救急隊は帰署となります。

 

 

 

 

【まとめ】

 

いかがでしたか?

 

ドクターヘリのこと、少しは伝わったでしょうか?

 

ドクターヘリは僕たち消防と深い関わりがあります。

 

ドクターヘリは、救急隊ではできなかった医療サービスを提供してくれます。

 

しかもものすごいメリットを持って。

 

しかしその反面、莫大な費用がかかるため全国的な普及には、今一歩といったところです。

 

僕たち消防士も、病院にいる先生たちも

 

目の前の命を救うために一所懸命です。

 

いち早く現場へ駆けつけ

いち早く現場へ医療を投入し

1人でも多くの命を救う

 

そのためにも、ドクターヘリはとても重要なツールです。

 

これからもっともっと普及していって欲しいですね。

 

国の偉い人たちに頑張っていただきたい限りです!

 

それでは今回はこの辺で。

 

今回も最後までありがとうございました(^^)

 

今日辺り異動発表かな〜笑

 

 

 

トミカ No.97 ドクターヘリ 箱

トミカ No.97 ドクターヘリ 箱

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクターヘリのレスキュー隊 (なりたい!知りたい!調べたい!人命救助のプロ)
 

 

 

東日本大震災から7年

こんばんは、leoです。

 

今日がもうすぐ終わります。

 

今日で東日本大震災から7年が経ちました。

 

僕たち消防士にとって、忘れてはならない日です。

 

あれから7年が経ち、みなさんはどう変わったでしょうか。

 

組織は変わったでしょうか。

 

個人の考え方や行動は変わったでしょうか。

 

自分の中で何か変わったでしょうか。

 

きっとそれぞれあるはずです。

 

さんまさんじゃないですが

 

“生きているだけで丸儲け”です。

 

でもただ生きているだけじゃもったいないと、僕は思っています。

 

だからいつか、この消防という特殊な世界に風穴ぶち開けてやろうと思っています。

 

そのためにも、こうして書いているブログでも、僕の考えや思いを発信し続けていこうと思います。

 

 

東日本大震災から7年。

 

また明日から1日を大切に、楽しんで過ごしていきたいですね。

 

今回は消防とはあまり関係がありませんでしたが…

 

少しでも考えるキッカケになれば嬉しいです(^^)

 

それではまた。

 

最後まで見ていただいてありがとうございました!

 

 

 

 

素朴な質問コーナー

お疲れ様です、leoです。

 

もうすぐ2月が終わります。

 

早すぎてビビります( ゚д゚)!

 

 そういえばみなさん、目標立てましたか?

 

時間は誰にでも平等です。

 

この1年をどう過ごすか。

 

改めて目標を立てて過ごしてみてはどうでしょうか?

 

目標と目的について - 消防士の教科書

 

さて、今回は「素朴な質問コーナー」ということで

 

消防にまつわる様々な“質問”について書いていきます。

 

小学生や幼稚園児に聞かれるようなことも書いていくので、良ければ施設見学の時に参考にしてください!笑

 

それでは今回も、最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)

 

 

 

 

【素朴な質問】

 

ガンガン行きますよー!

 

 

Q.なぜ消防車は赤いの?

 

A.道路運送車両の保安基準で定められているからです。

 

赤になった理由は定かではありませんが、日本に初めて輸入された消防車が赤で、それ以来赤色になっているとも言われています。

 

さらには“赤”が火災を連想させることから、赤いとも言われています。

 

 

Q.じゃあ救急車はなんで白いの?

 

A.これもまた、道路運送車両の保安基準で定められているからです。

 

そしてまた、なぜ白になったかは定かではないようです。

 

日本に初めて輸入された時、白い救急車だったとか、白は清潔を表す色だとか言われているようですね。

 

 

Q.消防士になりたい!

 

A.公務員試験の勉強しまくりましょう!

 

とにかく過去問を解きまくると良いと思います!

 

 

Q.ぶっちゃけ年収いくら?

 

A.平均700万円を超えています。

 

というのは、あくまでも平均のお話です。

 

自治体により格差がかなりあります。

 

もう一度言います。

 

自治体により格差が“かなり”あります。

 

ぶっちゃけた話、僕のいる所属では手当がどんどん削られています…。

 

僕たち末端の消防職員は、周りの一般企業よりずっと少ない給料ですね…。

 

ので!あくまでも700万円超えは平均のお話。

 

決して給料が良いとは限りませんね。

 

 

Q.なんで火を消す時に水を使うの?

 

A.水は冷却効果にとても優れているからです。

 

また、コストが安く資源が豊富であることも理由の1つです。

 

より効率的に消火ができる泡消火剤や強化液などもありますが、コストがかかるし数に限りがあります。

 

そのため、科学が発展した今でも、消火の際は水を第一に使っているんです。

 

 

Q.消火に使った水の料金って、誰が払ってるの?

 

A.水道局が払ってくれます。

 

火災を消火する際に使用した水は、消防署が払うのでもなく、火事を起こした人が払うのでもなく、水道局が払うことになっています。

 

正確には、水道局が払うというより、消火に使った水の使用料は請求できないことになっています。

(水道法第24条第3項をチェック!by Google先生

 

つまり消火に使った水の料金は“タダ”ということですね。

 

だから万が一火事を起こしてしまっても、消火で使った水代を請求される心配はないということです。

 

でもでも、よく考えてください。

 

水道局は公共の施設です。

 

つまり僕たちが払っている“税金”で、施設を運営しているということです。

 

その税金で運営している水道局が、使用料を徴収できないということは、

 

僕たちが払った税金で、水の使用料を払っているということになります。

 

つまり自分たちのところに返ってきている訳ですね。

 

みなさん、税金はキチンと納めましょう!

(なんの話だ!汗)

 

 

Q.鎮圧と鎮火の違いって何?

 

A.下記のとおりです。

 

鎮圧→火勢が収まった状態になること

 

鎮火→完全に火が消えた状態になること

 

つまり現場では、鎮圧してから鎮火という流れになります。

 

ちなみに僕の上司は、この区別を理解していません。笑

 

 

Q.CAFSって何?

 

A.「Compressed Air Foam System」、日本語では「圧縮空気泡消火装置」といいます。

 

“キャフス”と呼ばれていますね。

 

水と少しの消火薬剤を混ぜ合わせ、そこに圧縮空気を入れ発泡させ、効果的な消火を行える装置のことです。

 

昔でいう泡消火の超進化版みたいな感じです。

 

これによって隊員の負担が減り、さらには水損防止や延焼防止にも効果があります。

 

 

Q.査察って何?

 

A.消防による建物の立入検査のことです。

 

建物の防火管理体制は整っているか、設備はきちんと維持管理されているかなど、消防職員が建物へ出向き検査を実施します。

 

そのことを僕たち消防士は査察と呼んでいます。

 

ただ、一般の方には聞きなれない言葉なので、丁寧に伝えるなら“消防の立入検査です”と言うのがベストでしょう。

 

予防の話はまた別の機会にまとめます!

 

 

Q.緊急走行時の制限速度は何km?

 

A.一般道は80km、高速道路は100kmまで制限が緩和されています。

 

緊急走行する際には、赤色灯を点灯させサイレンを吹鳴しなければならないなどの遵守事項があります。

 

また、赤信号でも停止せずに通過することができます。

 

ちなみに制限が緩和された速度以上で走行した場合、処罰された事案もあったようです。

 

ので、機関員の人もこれから機関員になる人も、緊急時でも安全運転を常に心がけて運転しましょう!

 

機関員についても、近いうちにまとめたいと思います。

 

 

Q.救命士って救命隊の人と違うの?

 

A.同じようで全然違います。

 

救命士は「救急救命士」という国家資格を持つ、いわば救急隊の中のスペシャリストみたいな感じです。

 

救命士は医師の指示の下、薬剤投与や気管挿管などの高度な救命処置を行うことができます。

 

救命士の資格を持たない一般の救急隊員は、消防学校の専科教育を規定時間受け、救急隊員としての資格を得ますが、救命士と違い、薬剤投与や気管挿管などの高度な救命処置はできません。

 

 噂によると、救命士の試験は毎年難しくなっているようです…受けるなら今がチャンスです!!

 

 

Q.出動していないときは何してるの?

 

A.事務仕事や訓練をしています。

 

以前の記事を見てもらえればわかるかと思います!

 

消防の仕事 - 消防士の教科書

 

 

 

Q.非番の日は何してるの?

 

A.道の勉強や水利の位置を確認したりします。そのあとはパチンコに行く人が多いです。

 

非番にあたる日は、ほぼ半日休みのようなものなので、それぞれ自由に過ごしています。

 

ただ非番の日の朝まで仕事だったので、家に帰って寝てしまうことがほとんどかもしれませんね。

 

中には遊びまわる人もいますが…本当、人それぞれです!

 

 

Q.採用試験の体力テストは厳しい?

 

A.希望する自治体の試験内容によります。

 

僕は東京消防庁の二次試験を受けたこともありますが、

 

本当に基礎体力を検査するようなものでした。

 

ちなみに僕の所属では、シャトルランもやりました。

 

個人的には、走り込みと懸垂はやっておいても良いかなと思います。

 

 

 

…思いつく質問を書いてみました。

 

まだまだ質問はあると思いますが、今回はこの辺で打ち止めとします。

 

 

 

【まとめ】

 

こうして質問を書いてみると、また記事にすべきことが洗い出しできた気がします。

 

これからも頑張って更新していきます!

 

今回はまとめにはなりませんが…

 

最後までありがとうございました(^^)

 

 

 

消防業務エッセンシャルズ

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イチロー選手の言葉に学ぶ セルフ・コーチング

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札幌市の自立支援施設火災について

お疲れ様です、leoです。

 

1日のニュースは見ましたか?

 

北海道札幌市で起きた自立支援施設の火災について、大きく報道されていましたね。

 

ニュースで得た情報だけかもしれませんが、ちょっと考えてみましょう。

 

 

 

 

【ニュースの情報】

 

きっとみなさんもニュースを見ていると思うので知っているかもしれませんが、改めて情報を書いてみます。

 

1月31日の深夜、木造3階建の自立支援施設から出火し、消防隊の活動も虚しく、入居者16名のうち11名の方が亡くなられました。

 

残る5人の方も病院で手当てを受けているとのことです。

 

入居者の年齢は40代から70代まで、幅広い世代の方が入居していて、その多くは生活保護を受けている高齢者だったようです。

 

また、建物の用途が「下宿」という扱いだったため、一般の共同住宅(いわゆるアパート)と同等の消防用設備しか備えていなかったようです。

 

火災の原因はまだ調査中とのことなので、今後の動向を注視していく必要がありますね。

 

ざっと僕の知る概要を書いてみました。

 

ここから少し考えてみましょう。

 

 

 

 

【この火災について考えてみる】

 

この火災では11名の方が亡くなりました。

 

入居していた方々のほとんどが生活保護受給者だったと報道されており、用途はあくまでも“下宿”という扱いだったようです。

 

しかし実態はほぼ“老人ホーム”だったと思われます。

幅広い年齢層だったとはいえ、そのほとんどが高齢者。

 

本来であれば老人ホームとして扱われ、用途判定で6項ロまたは6項ハとされるべき建物だったのかもしれません。

 

そうなると、スプリンクラーや自火報の設置など、消防用設備の規制が厳しくなり、ここまで被害は大きくならなかったかもしれませんね。

 

しかし今回の施設はあくまでも“生活困窮者のための入居施設”。

 

下宿として扱われ、法の規制を受けなかったようです。

 

建物の管理者サイドも、正規の届出や申請をしていなかったとも言われています。

 

そうなってしまうと、正直なところ実態把握はほぼ不可能だと思います。

 

まして札幌市という大きな街です。

 

対象物は数え切れないくらいあるはずです。

 

使用開始時の届出や検査を行い、しっかりと用途判定したはずの建物が、「蓋を開けたら老人ホームでした!」なんて言われても、消防としてはやりようがないですよね…

 

また、建物は古い旅館を居抜きで使用していたらしく、中廊下という構造だったようです。

 

中廊下とは、廊下を挟んで部屋が並んでいる構造のことで、このため煙や炎の回りが早かったのでは、と考えられています。

北九州市消防局さんが詳しいデータを持っているみたいです。)

 

しかも、中廊下を持つ古い木造建物はまだまだたくさんあるようです。

 

どうやら耐震性にも問題があるようで、建て替えについても問題となっているみたいです。

 

これはもう消防の範疇超えてるので、国とか自治体として対策を考えてもらわないといけないですよね…

 

そしてここまで書いてすみません、予防詳しくないので間違えていたら教えてください(;´д`)

 

 

さて、それではこのような火災が自分たちの街で起きたらどうしますか?

 

次はその辺りを考えてみます。

 

 

 

 

【どうやって防ぎょするか】

 

 僕が見たニュースの映像では、活動を始めた頃はすでに最盛期で、放水もほぼ意味をなしていないような状況でした。

 

木造、3階建て、古い旅館の居抜き、入居者複数名、逃げ遅れ者多数…

 

この情報だけでも予想できることはたくさんありますね。例えば、

 

設備が整っていない

火の回りが早い

居抜きだから改装され、たぶん中は迷路状態

入居者がパニックを起こしている

救出できる人は限られてしまう

 

きっとこの他にもたくさんあると思いますが、現着前に相当危険であることが予想できますよね。

 

屋内進入し検索をかけるにしても、危険すぎる状況です。

 

仮に火災初期の段階で、正確な図面が確保でき、間取りや入居者数の把握ができるのなら、屋内進入する可能性はあるかもしれません。

 

が、進入したにしても問題はたくさんあります。

 

高齢者の逃げ遅れ多数→何人で救出へ向かえば良い?救出の優先順位は?

 

パニックを起こしていることはほぼ間違いない→隊員が巻き込まれてしまうのでは?

 

古い木造建物→建物倒壊のリスクは?

 

などなど。

 

まして深夜の火災です。検索活動は相当困難なものになるでしょう。

 

進入を判断する方も、進入を指示される方も、それぞれが大きなリスクと不安を抱えて活動することになってしまいますよね。

 

僕だったらかなり怖いです。正直入りたくないと思ってしまいます…。

 

とはいえ、火災初期であれば屋内進入は第一選択ですね。人命救出最優先です。

 

しかし僕のみたニュースの映像では、窓から火が噴き出し屋根は抜けているような状況だったので、他への延焼防止と少しでも早く鎮圧へ持っていくのが精一杯だったろうと思います…。

 

これもまた答えの出ないことですね。

 

それぞれの隊に合わせ、考え検討してみて欲しいです。

 

 

 

 

【まとめ】

 

今回の火災では多くの人命が奪われました。

 

決して対岸の火事ではありません。

 

現場経験が少なくなっているからこそ、今回のような事案が発生した時に“考えて”いかなくてはならないと思います。

 

その場その時にどういう対応ができるのか

 

もし自分たちの街で起きたら

 

もし自分たちの隊が最先着だったら

 

考えても考えてもキリがないと思います。

 

以前も書きましたが、答えのない問題こそ、レベルアップに繋がってくるはずです。

 

今回もやっぱりうまくまとまりませんが、少しでも考えるキッカケになればと思います。

 

最後に…

 

火災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

 

また、火災現場で活動した方々は大変お疲れ様でした。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)

 

 

 

 

 

3人乗車でも1分で放水開始! 渋消式火災防ぎょ戦術

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目標と目的について

あけましておめでとうございます!

 

leoです。

 

本年もよろしくお願いします(^^)

 

あっという間に2017年が終わり、あっという間に2018年がスタートしましたね。

 

そしてきっと、消防関係者の皆さんは、新年早々出初式三昧だったかと…大変でございました(-.-;)

 

 

さて、今回は新しい年を迎えたので

 

「目標と目的について」

 

つらつらと書いていきたいと思います。

 

小学生の時は書き初めで書いたりしていましたよね。

 

でも大人になって仕事を始めて、どうでしょうか?

 

目標、立てていますか?

 

せっかく新しい1年が始まったことですし、

 

目標を立てた人は、より具体的に実現させるために

そうでない人は今年の目標を立てるために

 

ちょっと考えてみましょう(^^)!

 

 

2018年初の記事、どうぞ最後までお付き合いください(^^)

 

 

 

 

【目標と目的】

 

「目標と目的」はとても似た言葉ですが、その意味は少し異なります。

 

そして“目標”を立てる上で、この二つの言葉の意味の違いを理解することは、非常に重要だと思います。

 

それではさっそく、それぞれの言葉の意味をGoogle先生に聞いてみましょう。

 

目標とは…目じるし。

目的とは…めあて。

 

非常にシンプルな内容ですが、微妙にニュアンスの違いがありますよね。

 

ではでは、ここから僕なりの解釈で書いていきたいと思います。

 

 

 

 

【目標と目的の違い】

 

先述したとおりですが、ちょっと調べてみると

 

目標のことを“目じるし”

目的のことを“めあて”

 

と出てきました。

 

シンプルなんですが、なかなか読解が難しいですよね。

 

 そこで僕なりの例を示してみます。

 

目標を「今年は10kg痩せる!」とします。

 

これだけだと漠然としていますね。

 

それではこれに「可愛い彼女を作るために」という“目的”を付け足してみます。

 

そうするとどうでしょうか。

 

「可愛い彼女を作るために、今年は10kg痩せる!」という

 

動機は不純かもしれませんが、より具体的な目標になりましたね。

 

ただ「10kg痩せる!」という目標だけでは、漠然とし過ぎていて途中で挫折してしまいそうですが、

 

彼女を作るという目的を付け加えることで、ちょっとは頑張れそうな気がしませんか?

(ちょっと強引な例えですみません…汗)

 

つまり目標と目的の言葉の意味はほとんど同じですが

 

目標とは“なりたい自分”

 

目的は“掲げた目標をより具体的にイメージさせるためのサポーター”

 

といったところかと。

 

特に、目標を立てる上で目的を持つことが非常に重要だと、僕は思っています。

 

ホームランを打つために、毎日素振りする

レギュラーになるために、誰よりも練習する

健康のために、毎日ウォーキングする

ボールと友達になるために、ボールと一緒に寝る

などなど…

 

目的のある目標を持つことで、今までとは少しだけ毎日の行動が変わってくるはずです。

 

 

 

よし!彼女作るために10kg痩せるぞ!目的ある目標だし、今年は頑張れそうだ!!

さっそく明日からは晩酌を控えめにして、食事も節制して、あとは毎日ランニングだ!

 

…なんて、目標を決めた当初は意気込みバッチリでスタートするのですが…

 

これがまた中々続かないものですよね。

(僕のことではありません。決して僕のことではありません!)

 

きっと誰もが経験しているはずです。

 

良い目標設定の仕方をしたにも関わらず、なぜうまいこと続かないのでしょうか。

 

次はその辺りについて、僕なりに書いていきます。

 

 

 

 

【目標の立て方】

 

 せっかく立てた目標が続かない。

 

これはきっと誰もが経験しているはずです。

 

ではなぜうまく続けることができないのでしょうか?

 

意志が弱いから、とか

根性がない、とか

そもそもやる気が起きません、とか

 

理由は様々かと思いますが、

 

実はそれ、目標の立て方1つで変わったりします。

 

その目標の立て方というのが

 

“大きい目標と小さい目標を立てる”

 

ということ。

 

これをするだけで、自分の立てた目標がグッと近づきます。

 

それではさっそく具体的に書いていきます。

 

 

 

①大きい目標

 

大きい目標とは一体どういうことか。

 

簡単に書くと

 

大きな目標=ゴール

 

みたいな感じです。

 

先述した「彼女を作るために10kg痩せる!」という目標を例に進めていきます。

 

ここで言う“大きい目標”とは「10kg痩せる」ということです。

 

さらに細かく言うと「1年で10kg痩せる!」ということになるので、この1年間で10kg痩せることができたら

 

目標達成!=ゴール!

 

というわけです。

 

“最終的に達成したい目標”のことを、“大きな目標”と考えると良いかもしれませんね。

 

そして「目標を立てる」というと、この“大きな目標だけ”を立てていることが多いと思います。

 

こな“大きな目標だけを立てる”ということこそが、人を何度も挫折に追い込む目標の立て方です。僕もその1人でした…。

 

ではなぜ挫折しやすいのでしょうか。

 

大きな目標だけを立てるということは、ゴールだけを決めているということになります。

 

例えるならば、サッカーの試合でキックオフと同時にゴールめがけてシュートを打つ、みたいなことです。

 

いくらシュートを打ち続けても、ゴールする確率はごくわずか…これじゃ挫折しちゃいますよね。

(中にはゴール決めちゃう選手もいますが、そこはスルーしてください)

 

確実にゴールを決めるには、ゴールにできるだけ近づいてからシュートを打つはずです。

 

当然フィールドには敵チームの選手がいるので、一気に距離を縮めるのではなく、パスを回しながら少しずつ、少しずつ近づいていくと思います。

 

もちろんパス回しだけではなく、強行突破してみたり、はたまたサイドチェンジしてみたり、いろいろなアプローチをしながらゴールを目指すわけです。

 

シュートを打つためにゴールへ近づく

ゴールへ近づくためにはパスを回す

そして少しずつ近づいて、シュートを打つ

 

勘のいい人は、なんとなく気づいたと思います。

 

大きな目標=ゴール、なら

 

小さな目標=パス回し、といったところでしょうか。

 

そう、小さな目標を立てることこそ、目標を達成するために本当に大事なことなんです。

 

次はその“小さな目標”について書いていきます。

 

 

②小さな目標

 

上でサッカーに例えて書いてみましたが、どうでしたか?

 

大きな目標を立てるだけでは、挫折しやすい理由もなんとなくわかったでしょうか?

 

キックオフと同時にシュートを打ってばかりでは、そりゃ挫折しちゃいますよね。

 

ではどうするか。

 

ここで“小さな目標”が登場します。

 

確実にゴールを決めるために、細かくパスを回し、少しずつ少しずつゴールへ近づいてシュートを打つ。

 

これを目標に置き換えてみます。

 

大きな目標を達成するために、その目標を達成するために必要な“小さな目標”を1つずつクリアし、最終的に大きな目標を達成する。

 

こんな感じでしょうか。

 

じゃあ具体的になんなのさ、と。

 

例えば先ほどから書いている「1年間で10kg痩せる」という目標

 

いきなり10kg痩せようなんてのは、誰もが無理とわかります。

 

けれどこれを「1か月1kgずつ痩せる」という、小さな目標を設定したらどうでしょうか。

 

10kg痩せるというと難しそうですが、1か月で1kg痩せるという目標ならいけそうです。

 

しかもこれを1年続けることができたら、トータルで12kgも痩せることができて、目標を上回って達成することができちゃいます!

 

これ、スゴくないですか?

 

10kg痩せる!という目標が、手の届く範囲までグッと近づいた気がしますよね。

 

つまり小さな目標は、最終的にゴールにたどり着くための、いわばステップアップのようなものです。

 

さらに小さな目標を立てる上でポイントがあります。

 

それは“達成できる目標を立てる”ということです。

 

ゴールに近づくために無理矢理パスを通そうとしても、きっと相手選手にカットされてしまいますよね。

 

そしたらまずは、近くの空いたスペースにいる味方へパスを出すと思います。

 

小さな目標の設定も同じです。

 

結果を焦って無理な目標を立てるより、今の自分が達成できそうな“目先の目標”を設定する

 

そうすることで、目標を達成できる喜びも味わえるし、何より次に向けた意欲も湧いてくると思います。

 

また、途中でうまくいかないことがあっても、その手前まではクリアしているので、一旦“パスを出す前まで戻る”ことができます。

 

そうすれば、その場所から別のアプローチを仕掛けることができるので、「また初めから…」ということにはなりません。

 

大きな目標だけだと挫折しやすいのは、失敗した時に戻れる場所がないからというのも原因かもしれませんね。

 

つまり、小さな目標を立てるということは、

 

1つずつ目標をクリアする達成感を味わえる

失敗した時に戻れる場所を作ってあげる

 

という意味で、とても重要な役割があるということです。

 

どうですか?小さな目標、大事ですよね。

 

 

ここまで大きな目標と小さな目標について書きました。

 

大切なのは大きな目標と小さな目標を組み合わせて、1つの目標を立てるということ。

 

そしてこれが僕の考える“目標の立て方”です。

 

こんな風に目標を立てることができれば、今までのように挫折することは少なくなるはずです。

 

最終的には自分自身の強い気持ちがなければ、と思うところもありますが…

 

でも気持ちや根性だけでなく、より理論的に目標を立てると、具体的なアクションを起こしやすいのではないかと思います。

 

大きな目標と小さな目標

 

今年はこんな風に目標を立ててみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

【まとめ】

 

今回は「目標と目的について」書いてみました。

 

目的を持った目標を立てることが大事で、

 

目標を立てるときには、“大きな目標”と“小さな目標“を立てることが大事ということを

 

僕がやったことのないサッカーに例えてみましたが、いかがでしたか?

(ちなみに僕は小学生から野球少年です!笑)

 

目標を立てるということを

 

最終的な目標は何か(大きな目標)

なぜその目標を達成したいのか(目的)

達成するために必要なことは何か(小さな目標)

様々な角度からアプローチすることはできるか(小さな目標)

 

というように考えてみると、より具体的に、そしてより近くに“ゴール”を感じることができると思います。

 

きっとこれが本当の目標の立て方なんだろうなぁ、とブログ書きながら改めて思いました。

 

こうしてみると、個人だけではなくてチームにも応用できそうですよね。

 

例えば救助訓練なんかは良いかもしれませんね。

 

大会に向けて訓練をする中、漠然とした目標ではなく、どうしたいという目的を持たせ、チームとしての大きな目標を立てる。

そしてそれに向けて、月ごとにクリアすべき小さな目標を立てる…

 

すでに実践しているところもあると思いますが、まだやっていなければ面白そうですよね。

 

もちろん、初めは個人的に実践してみてください。

 

きっと少し行動や意識が変わるはずです。

 

この1年をどう過ごすかは自分次第です。

 

いつもどおり過ごすのも、何かに新しくチャレンジするのも同じ1年。

 

どうせなら毎年新しい目標持って過ごしてみませんか?

 

その手助けに、今日の記事が少しでも役に立てば嬉しい限りです。

 

新しい1年、素晴らしい目標を持って過ごしましょう(^^)!

 

改めて、今年もよろしくお願いします。

 

最後までありがとうございました(^^)!

 

 

 

 

 

 

消防業務エッセンシャルズ

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