消防士の教科書

消防士のブログ

本部の話

お疲れ様です、leoです。

 

ここ数日で、一気に陽が短くなりましたね。

 

夏の終わりが近づいてるんですね。

 

まだまだ暑いですけどね〜汗

 

さて、今回は【本部の仕事】について書いてみようと思います。

 

現場のことは多く取り上げられますが、

 

影の立役者である本部のことは、あまりピックアップされませんからね。

 

僕の知る限りのことを、つらつらと書いていきたいと思います。

 

良ければ最後までお付き合いください(^^)

 

 

 

 

【本部の話】

 

消防士といえば、

 

災害現場に出動したり、毎日訓練をしたりといったような、

 

どちらかというと肉体労働のイメージが強いと思います。

 

しかし消防士の仕事はそれだけではありません。

 

給料の管理、活動服や制服の貸与、車両の購入や維持管理、はたまた火災原因の調査など、

 

様々な分野の“事務”に関する仕事もたくさんあります。

 

それが本部の仕事です。

 

一言で本部と言っても、その内容は課によって全く違います。

 

僕のいた所属では、総務、予防、警防の3課に分かれていました。

 

では、具体的にどんな内容の仕事をしているのでしょうか。 

 

順を追って書いていきたいと思います。

 

ただし、本部によって仕事の内容に違いがあると思いますので、そこだけはご了承ください。

 

 

 

 

【総務課】

 

僕も何年か前にいました。あの頃は忙しくて、本当に消防士なのかわかんなくなるくらいでしたね…。

 

それはさておき、まずは“本部の顔”である総務課の仕事についてです。

 

総務課といえば、どの会社でもそうかもしれませんが、主に庶務の仕事を行います。

 

簡単に言えば、職員の給料や人事に関すること、個人貸与品の支給などを仕事とする部署です。

 

それに加えて、消防団の事務や各種対外業務などもあり、その仕事は本当に多岐に渡ります。

 

そして悲しいことに、総務課は人事も扱うため、他の職員から嫌われることもしばしば…

これは田舎消防だからですかね。汗

 

職員の給料や人事については、言葉どおりなので説明はいらないと思います。

 

消防団の事務というのは、消防団の出動手当の管理、出初式操法大会等の行事への参加依頼&調整、その他消防団に関する事務(これが本当に多い!)などが挙げられます。

 

それと…あまり大きな声では言えませんが、飲み会の量が半端ないです。

 

ほぼ月一ぐらいの勢いで飲み会がありましたね…今考えると恐ろしいです(-_-;)

 

 

続けて対外業務ですが、これは主に他の消防本部や関係機関との訓練や会議の調整などをおこなっています。

 

消防は災害が起きた時、横の繋がりが非常に重要になります。

 

そういった時に備え、他市町の消防や病院、医師会などと連携を取るため、合同で訓練や講演会などを行っています。

 

そして総務課がその窓口となることが多いのです。

 

だから“本部の顔”とも言える部署なんですね。

 

 

 

 

【予防課】

 

予防課は読んで字のごとく、

 

災害を予防する為の業務を行っています。

 

僕のいた所属では、危険物班と設備指導班がありました。

 

危険物班は主に危険物施設(工場やガソリンスタンドなど)の検査、指導等を行います。

 

消防の業務といえど、危険物の法律は相当難しいようです。

 

消防士を目指す人は、危険物の資格を取っておくと良いかもしれません。

 

後々大いに生かされると思います。

 

設備指導班は防火対象物(これもまたいずれ説明します)の検査、指導等を行います。

 

建物にはそれぞれの基準に合わせて、消防用設備が必要になります。

 

その基準に適合しているか、必要な設備は付いているかなどを、建物が完成する前に立入検査を行い、そこで指導やアドバイスを行います。

 

現場の方はおわかりかと思いますが、つまり署で行う“査察”の前の話ということです。

 

設備はお金に関わる案件の為、毎日打ち合わせや下調べをしていました。

 

本当に大変な仕事ですが、仕事覚えたらめちゃくちゃ楽しいらしいです。(同期談)

 

また、現場に戻って査察の際にも大いに役立つと言っていたので、一度は経験しても良いかもしれませんね。

 

そして最後に予防課全体の仕事として、火災原因調査があります。

 

僕のいた所属では、死者が出てしまった建物火災のみ、予防課が原因調査を行っていました。

 

また、署からあがってくる原因調査報告書の最終チェックもしていましたね。

 

これがまた大変そうで…予防課全部大変ですね(ー ー;)

 

簡単ではありますが、予防課の仕事はこのような内容です。

 

予防課で共通して言えることは

 

相手方(業者さん)がいること

お金のかかる案件であること

法律の知識がめちゃくちゃ必要なこと

 

ですかね。

 

僕は経験しませんでしたが、予防課の人達はみんなプロフェッショナルでした。

 

いつ勉強したんだろう?と思うくらい、スラスラと話をしていました。

 

また、相手方がいることやお金のかかる案件が多くある為、いろいろなトラブルが多かったイメージもありますね…。

 

いずれにしても、本部の中では一番難しい仕事で、一番やりがいのある仕事内容ではないかと僕は思います。

 

 

 

 

【警防課】

 

最後に警防課です。

 

警防課は主に、救急・救助に関する業務、訓練の立案から実施、車両の更新整備、消防用水利の設置及び維持管理を行っていました。

 

救急の仕事では、地域のメディカルコントロール協議会(〇〇MCと言われることが多いです。)の窓口となり、病院の先生方との交流が多くあるようです。

 

訓練関係では、本部内での訓練や他機関との合同訓練の立案等も行います。

 

訓練のシナリオや役割分担など、取りまとめが多く大変な仕事です。

 

そして警防課で最も重要な仕事が、車両と水利に関することです。

 

どちらも更新するには莫大な費用がかかります。

 

そのため役所の財政部とやり取りが非常に多く、その説明だけで骨折れまくりでした。

 

さらには補助金の対象事業のため、国や各都道府県の補助金制度について勉強しなくてはなりません。

 

もちろんお金のことだけでなく、最新の車両装備や防火水槽&消火栓の構造など、勉強しなくてはならないことがたくさんあります。

 

僕は補助金を担当したことがありますが、本当に難しいです。

 

ただ1つ思ったのは、消防車が好きな人はたまらない部署だな、と。

 

現に僕の同期で消防車好きな人がいたのですが、忙しいと言いつつ、ものすごい楽しそうに車両の仕様書を作ってました。

 

消防車好きの方は、ぜひ警防課に異動願いを出してみてはどうでしょうか?笑

 

 

 

 

【まとめ】

 

ここまでザッと本部の仕事について書いてみました。

 

消防士の仕事ではあまり紹介されることがないですが、本当に重要な仕事がたくさんあるところです。

 

現場の第一線で活動し続けることは、消防士として何より誇らしいことですが

 

このように、事務職で現場を支えている仕事もあることを知ってもらえたらと思います。

 

最後にまとめとして…

 

・本部の仕事は事務仕事

・課によって仕事は違うが、それぞれがなくてはならない重要な仕事ばかり

・だからなのか、仕事量はめちゃめちゃ多い

・パソコンを使いこなせるようになっておくと良いでしょう

 

最後は僕からのアドバイスです。笑

 

消防士と言えども、体力ばかりの仕事だけではありません。

 

本部の仕事を少しでも理解してもらえたら、今回のブログは成功です。

 

かなり長くなってしまいましたが、今回も最後までお付き合いありがとうございました(^^)

 

それでは、また次回に。

 

 

消防業務エッセンシャルズ

消防業務エッセンシャルズ

 

 

 

築地の火災を見て思うこと

お疲れ様です、leoです。

 

みなさんご存知のとおり、先週の8月3日に東京の築地で火災が発生しました。

 

多くの店が被害にあい、今後の営業も再開の目処がたっていないようです。

 

被害にあわれた方々が、少しでも早くいつもの日常に戻れることをお祈りいたします。

 

僕たちは何もできませんが、

 

このように報道されるような災害が起きた時に

 

その情報から感じ、考え、学ぶことはできます。

 

みなさんは今回の火災の報道から、

 

なにを感じ、考え、学ぶことができましたか?

 

 

 

 

【築地の火災を見て】

 

僕はまず一番に思ったのが

 

消防庁の消防力のスゴさです。

 

やはり首都を守る消防だけあって、

 

出動する車両の多さに、毎回ビックリさせられます。

 

不謹慎ですが、あれだけの数の梯子車が放水している映像は圧巻でした。

 

また、あれだけの部隊をどのように指揮統制しているのかも気になりますね。

 

それと僕が気になったのが

 

“カメラ”です。

 

報道のカメラはもちろんですが、

 

道行く人のスマホでの撮影が目立ちましたね。

 

今はスマホさえあれば何でもできます。

 

こうして僕がブログを書いているのもスマホからだったりします。

 

カメラだって、指先だけで起動し動画も静止画もすぐに撮影が可能です。

 

さらに言えば、ワンクリックで全世界へ発信することもできます。

 

本当にスゴい世の中になったなぁ、と思います。

 

 

 

…さてみなさん、これをどう捉えますか?

 

スゴい便利になった!と思う反面、

 

いつでもどこでもどんな時でも撮影されてしまう、というリスクも思い浮かびませんでしたか? 

 

災害現場では規制線を張り、関係者以外の立ち入りを禁じることはできますが

 

四方八方からの“撮影”は規制できないのではないでしょうか。

 

僕の見たニュースでは、報道陣がわざわざ近隣のビルの屋上を借り、そこから撮影をしていました。

 

しかもズームがきく素晴らしいカメラだったからか、かなり細部まで映し出されていました。

 

これって結構怖いことですよね。

 

物事を正しく伝えようと撮影する人だけなら良いですが、

 

残念ながら世の中には悪意を持って撮影する人たちもたくさんいます。

 

これは僕たちには防ぎようがありません。

 

そしたらその“撮影”に対し、僕たちはどのように対処すれば良いのでしょうか。

 

 

 

 

【あなたならどうしますか?】

 

現場で多くの報道や野次馬からカメラを向けられた時、

 

あなたならどう対処しますか?

 

「現場では冷静沈着」これが一番かもしれませんね。

 

慌てたところを撮影されて、某動画サイトなんかに載せられたら大恥です。

 

とはいえ、冷静でいるのも難しいですよね。

 

 ここで僕のブログの過去記事を覗いてみてください。

 

消防士とは…その2 - 消防士の教科書

 

ここで僕が書かせてもらったのは、

 

“カッコいい消防士であり続けること”

 

ということです。

 

これは今回の内容にも、少しだけリンクしますね。

 

常にカッコいい消防士でい続ける気持ちがあれば、

 

いつでもどこでも撮影されても恥ずかしくないのではないかな、と僕は思います。

 

ちょっと無理がありましたかね?汗

 

 

 

【まとめ】

 

 今回はタイムリーな内容を記事にしてみました。

 

今回の内容、みなさんはどう思いましたか?

 

スマホ片手に何でも撮れる時代です。

 

ましてやワンクリックで全世界へ情報を発信することができるのです。

 

こういった時代の流れに、今の僕たち(地方)消防はどこまでついていけているのか…

 

少しでも考えるきっかけになれば、と思います。

 

なかなかうまくまとまりませんが、今回も最後までありがとうございました(^^)

“教える”ということ

お疲れ様です。leoです。

 

最近、子ども用のプールを買いました。

 

一緒に入ったんですが、体中真っ赤で痛いです。

 

日焼け止め塗ったのに…

 

日ごろ日焼けしないような服装で仕事しているからですかね。

 

さて、今回は“教えるということ”について書いていきたいと思います。

 

良ければ最後までお付き合いください。

 

 

 

 

【“教える”ということ】

 

ここ数年で団塊の世代が大量退職したことによって、

 

技術の伝承!

 

なんてよ〜く言われていますが、

 

 みなさんはどのように“教えて”いますか?

 

体育会系バリバリの体で覚えさせるタイプの人

男は背中で教えるタイプの人

自分で見て盗め!だから教えるなんてしない!という人

今の子は褒めて伸ばすんだよタイプの人

 子どもに教えるようにゼロから丁寧に…タイプの人

 

などなど。

 

どれも教える方法としては間違いではないように思います。

 

教え方にも人それぞれあって良いと思います。

 

否定はしません。

 

ですが、

 

それで全員が同じように理解し、同じように知識や技術を身につけることができるでしょうか?

 

その問いに、僕の答えは“NO”です。

 

“教える”ということは、教科書に書いてあることをただ読んだり見せたりすれば良い訳ではありません。

 

教える相手に“理解させること”が大切なんだと思います。

 

僕が採用されて間もない頃は、人によって教え方が違いすぎて、

 

同じことを教わっているはずなのに、全然違うように聞こえたりすることが多々ありました。

 

本部にいた時なんかは「過去の文書見てやって」の一言で片付けられたこともあります。

 

もうパワハラです。もはや教え方とか関係ないですもん。

 

結局その上司からは何も教わりませんでしたね。(あ、でも「あの人みたいになったらダメだ!」ということは教わりました。笑)

 

 

 

さて本題に戻ります。

 

つまり“教える”ということは、

 

”相手が理解しないと意味がない”

 

ということではないかと思います。

 

それができていなければ、どれもただの自己満足ですね。

 

言い方に語弊があるかもしれませんが、僕はそう思います。

 

こんなことを言う僕自身も、まだまだ勉強不足なのですが…汗

 

ということで、僕が少しだけ勉強した“教え方”について書いてみたいと思います。

 

 

 

 

【教え方のコツ】

 

 先に書いたように

 

「教えるということは、相手に理解させること」

 

と言えるかと思います。

 

ではその“教え方”はどうすれば良いか。

 

答えは簡単です。

 

“相手が理解するように教えれば良い”のです。

 

「なんだよ、そんなのわかってるよ。」

 

と、思ったかもしれませんが

 

これは難しいことです。

 

そもそも教えるためには、

 

自分自身の理解度を深め、

相手のレベルに合わせた内容を再度組み立て、

そしてそれを理解できるように伝える方法を考えなくてはなりません。

 

教科書どおりではなく、自分の言葉で“教える”ことをしなくては

 

相手が理解することは難しいと思います。

 

では、ここで少し掘り下げてみましょう。

 

 

 

 

【相手のレベルに合わせる?】

 

“相手のレベルに合わせる”というのは、

 

“理解度に合わせた教え方をしましょう!”ということです。

 

例えば、子どもに箸の持ち方を教えるとき、

 

いきなり「こうやって持って食べるんだよ」なんて教えませんよね。

 

手を取りながら、一緒に少しずつ教えてあげると思います。

 

しかし大人に箸の持ち方を教えるときに、手を取りながら一緒に少しずつ教えたらどうでしょうか。

 

「あいつバカにしてるのか?そんなもん知ってるよ!」

 

なんて言われそうですね。

 

こちらは親切丁寧に教えているのに…。

 

…そう、ココがポイントです。

 

どんなに丁寧な教え方をしても、上の例のようになってしまったら意味がありません。

 

ここで僕が言いたいのが、

 

教わる側の理解度に合わせて教え方を変える、ということです。

 

これは日々勤務の中で、その人物を見極める必要があります。

 

少し難しいかもしれませんが、先輩・上司としての重要な役割の1つです。

 

さらにポイントになるのが、

 

“教える”という行為には、教える側と教わる側の関係性が出てくるということです。

 

つまり、教える側が少しだけ優位に立つことになります。

 

ちょっと知っているだけで、全然エラくはないんですけどね。

 

でもこれが教える時のポイントになります。

 

心理学の話になってしまいますが、

 

人間は“プライドの塊”らしいです。

 

どんは人でも、傷つけられたくないプライドを持っている訳で

 

教え方によっては、そのプライドを傷つけることにもなり兼ねないんです。

 

プライドを傷つけられたら、教わる方も教わってて面白くもなんともないですね。

 

一気に思考停止状態です。

 

つまり

 

“いかに相手のプライドを傷つけずに教えることができるか”

 

ということが、非常に重要になるのです。

 

相手のレベルに合わせた教え方というのは

 

相手のプライドを傷つけずに教える方法をとるということだと、僕は思います。

 

「そんなのいきなりは難しいだろ!」

 

と思ったかもしれません。

 

でもたった一言付け加えるだけで、相手のプライドを傷つけることもなく、更に意欲を引き出すことができるんです。

 

その言葉は、

 

「〇〇〇はどう思う?(考える?)」

 

です。

 

意見を聞かれると、不思議と「あれ、俺のこと気にかけてくれてる」という気持ちになりませんか?

 

さらにこの言葉を付け加えるだけで、教わるだけでなく自発的に考える力も身についていきます。

 

 自発的に考える力が身についてきたら、それこそ“教える”ということの目的を達成したようなもんです。

 

理解するのはあくまでも自分自身。

 

誰かから教わって“わかったようなつもり”ではなく、

 

自分で考えて身につけてこそ、本当に理解したと言えると思います。

 

 

 

 

【まとめ】

 

さて、すっかり長くなってしまいました(^^;

 

最後に今回のまとめです。

 

 

“教える”ということは、相手に理解してもらってこそ、初めて意味を持つものになります。

 

相手に理解してもらう為には、相手のレベルに合わせた教え方をすること。

 

ただし相手のレベルを見極める必要もあるし、相手への配慮も必要です。

 

そこで僕からの提案で、一言付け加えてみてはどうでしょうか?

 

その言葉は「〇〇〇ならどう思う?(考える?)」

 

これならすぐにできそうじゃないですか(^^)?

 

指導方法に悩んでいるなら、今日から実践してみてください!

 

きっと少しだけ変わると思います。

 

 

 

なんだかいつもまとめるのが下手で…

 

頑張って良いまとめできるように頑張ります。

 

今回も最後までありがとうございました。

 

下の本は、僕が勉強して面白いと思ったものです。

 

たまにはこういった本も良いですよ(^^)

 

それではまた。

 

 

 

 

 

行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術

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消防業務エッセンシャルズ

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消防の仕事

お疲れ様です。leoです。

 

最近は全国各地で大雨が続いていますね。

 

ある地方では水不足、かたや大雨による被害…

 

自然災害に対する、僕たち消防のあり方について考えさせられますね。

 

 

 

さて、今回は“消防の仕事”について書いていきます。

 

今回も良ければ最後までお付き合いください。

 

 

 

【現場の仕事】

 

消防の仕事と言われ、皆さんは最初に何を思い浮かべるでしょうか?

 

やっぱり消火活動、救急活動が一番でしょうか。

 

消防の仕事といえば、火事の時に出動して消火活動をすることが

 

一番のお仕事ですね。

 

最近では火災の件数も減少傾向にあるので、

 

火災出動よりも救急出動がメインになってきています。

 

出動がない時には、消防訓練の立ち合いや予防査察と言われる建物の立ち入り検査などを行っています。

 

消防訓練では消火器の取り扱い方法や、訓練についてのアドバイスなどを行い、

 

立ち入り検査では、その建物が消防法に適合し危険はないかなどを見て回ります。

 

立ち入り検査は法律が関わり、設備等のお金が絡むことなので

 

現場の中でも特に難しい仕事です。

 

そして消防の仕事の大半は、事務整理。

 

そうなんです、意外に消防って事務仕事が多いんです。

 

立ち入り検査が重なった日なんて、もうずっとパソコンの前にいたり…。

 

届け出の受付処理や、立ち入り検査の書類作成やその他の事務整理など

 

本当に毎日事務仕事が多いです。

 

きっと消防士になったらビックリするレベルです。

 

消防士になりたい人は、パソコンの使い方も覚えておくべきです!

 

 

 

事務仕事も終わり、空いた時間にようやく訓練をすることができます。

 

訓練をいざやるにしても、

 

署々の施設や人員の状況によって、できることも限られていたりします。

 

本当ならばいろいろな訓練を、日々やらなければならないんですけどね。

 

なかなか難しいのが現状です。

 

 

 

【本部の仕事】

 

消防には現場だけでなく、本部での日勤業務もあります。

 

本部は主に、総務・予防・警防に分かれているかと思います。

(名称は各自治体でバラバラです。)

 

本部勤務の人たちは、本当に毎日事務仕事をしています。

 

毎日パソコンとにらめっこして、毎日のように残業をしていますね。

 

「そんなに仕事多いのかな?」と思っていましたが、

 

本当に多かったですね…。僕も一度経験しましたが、あれは本当に大変な仕事です。

 

総務は主に人事関係や貸与品などの庶務案件を

 

予防は建物の完成検査や立ち入り検査、危険物施設の調査などを

 

警防は消防車両の管理や防火水槽など水利の管理などを

 

主に仕事としています。

 

それと忘れてはいけないのが、指令業務。

 

119番通報を受ける仕事ですね。

 

ここ数年で共同指令センターを立ち上げる自治体が多くなっていて、

 

独自で指令業務を行っている消防は少なくなってきたと思います。

 

僕のいた所属でも、共同指令センターを運用していました。

 

各市町から派遣された消防職員がセンターに集まり、指令業務を行っていました。

 

共同になったことで、119番通報を受ける範囲が広くなったため、

 

いろいろと大変なことも多いようです。

 

 

 

【まとめ】

 

ざっくりとここまで書いてきましたが、

 

消防の仕事は“現場仕事だけではない”ということが少しでも伝わったでしょうか?

 

また別の機会に、それぞれの仕事内容について掘り下げていきたいと思います。

 

今回も最後までありがとうございました!

 

 

 

~追伸~

 

良ければ参考に。アメリカの消防士の教科書を日本語訳したものです。

 

いつか日本全国の消防士の教科書作ってやります!

 

消防業務エッセンシャルズ

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正しいと思うことをやり続けるということ

こんばんは、leoです。

 

今回は帰りの電車で、ふと思ったことを書いてみたいと思います。

 

 

 

【正しいと思うことをやり続けるということ】

 

みなさんそれぞれ性格が違うように

 

みなさんがそれぞれに思う“正しいこと”ってあると思います。

 

僕から見れば正しいと思うことも、他方から見れば間違ってたり

 

はたまた僕は間違ってると思うことも、相手から見れば正しいことだったり。

 

これはもう仕事だけの話じゃないですね。

 

未だに戦争がなくならないのも、

 

世界のあちこちでテロが起きているのも、

 

きっとこんな些細なことが原因なんではないかと思います。

(スケールが大きいですね。酔っ払ってるわけじゃないですよ!)

 

 

 

さて、僕たち消防の世界ではどうでしょうか。

 

僕のいた所属は地方の田舎消防だったので、古い固定観念に縛られていることが多々ありました。

 

いわゆる“井の中の蛙”状態。

 

一歩外に出て学んできた新しいことに対して、強〜い嫌悪感を出してくれました。

 

僕も自費でいろんなところに勉強しに行きました。

 

でもそれをお披露目する機会は、あまりなかったです。

 

もちろん中には素晴らしい先輩もいて、「試しにやろう!」と言ってくれたりもしました。

 

が、やはり田舎。

 

新しいものは嫌いなんですね…。

 

つまり、新しいものを取り入れた方がより良くなる!という僕の“正しいと思うこと”は、

 

「そんな新しいことしなくても今までできたんだからやらなくていい」という、否定的な見方をされた訳です。

 

…これ、めちゃめちゃ挫けますよね。

 

僕は何度か挫折しました。

 

本当仕事が嫌になった時期もありましたねぇ…。

 

みなさんはこういう経験ありますか?

 

 

 

…さて本題に戻ります。

 

自分が正しいと思うことを他人に押し付けるのは

 

残念ながら、ただの“おせっかい”になります。

 

あくまでも自分の考えを相手に伝え、理解してもらえた上で話を進めなくてはいけないですね。

 

その為には伝える勉強もしなければなりません。

(これはまた後日に)

 

否定的な意見を持つ人に、自分の意見や思いを伝える術を持ち合わせていたら

 

それは自分が思う“正しいことをやり続ける”ということにに近づけるのかな、と思います。

 

 

 

それにしても、僕たちのいる消防という世界は

 

意見を発するということに関して閉鎖的ですよね。

 

それだけ“正しいと思うことをやり続ける”ことは難しいことなのだと思います。

 

それを続ける為に必要なのは

 

目標、強い心(信念)、伝える技術

 

の3つを揃えることが大事ではないかと。

 

 

 

僕らのいる消防という世界では本当に難しいかもしれません。

 

でもこれだけは胸張って言えます。

 

 

 

間違ってはいません。

 

やってみることに意味のないことはありません。

 

 

理想と現実の違いに悩んで、苦しくてツラいこともたくさんあるかもしれませんが

 

必ず見てくれている人がいます。

 

だから僕は、自分のやることに信念を持ち続けて

 

僕が“正しいと思うことをやり続け”ようと思います。

 

 

 

今回も最後までありがとうございました(^^)!

 

 

 

消防業務エッセンシャルズ

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消防の歴史

みなさん、お疲れ様です。leoです。

 

世の中で三連休があったようですね。

 

でも僕らの仕事には無縁ですね…。

 

ところで、夏休みがあった頃に戻れたら、みなさんは何をしますか?

 

僕は自転車で日本一周をやってみたいですね。

 

あとはスーパーカブでもやってみたいです。(このネタがわかる人、ぜひ友達になりましょう!笑)

 

 

 

さて、今回は「消防の歴史」について書いていきたいと思います。

 

僕が調べて知っている限りのことなので、あまり細かいことは書けませんが…

 

良ければ最後までお付き合いください(^-^)

 

 

 

【消防の歴史】

 

なんだか教科書っぽいタイトルですね。笑

 

みなさんは今の消防ができるまでの歴史を知っていますか?

 

消防のはじまりは江戸時代に遡ることになります。

 

「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉は有名ですね。

 

それくらい、当時は火事が多かったということです。

 

江戸時代の消防は、

 

武士で組織された「武家火消」と、

町人で組織された「町火消

 

があったそうです。

 

今でいうところの、「常備消防(公設消防)」と「非常備消防(消防団)」のはじまりみたいなものですね。

 

そして今の消防体制との大きな違いは、

 

火勢を拡大させない為に“破壊消防”を行っていたという点です。

 

現在は水を使った消火がメインですが、当時は燃えた建物や家屋をトビやさすまたなどでガンガン壊して延焼を阻止していたようです。

 

ちなみにですが、トビの形状や材質はこの頃から全く変わっていないものと思われます。(スゴいのかスゴくないのか…)

 

また、江戸時代の消防といえば、特に有名なのが“め組”ですね。

 

マンガやドラマにもなった「め組の大悟」は、きっとここからですよね。

 

活動する地区ごとに“いろは”で区分し、町火消消防団)たちを組織化したのは大岡越前だと言われています。

 

ここで今の消防団の礎ができたんですね。

 

 

 

 

そして時代は明治時代へ。

 

ここで今の東京消防庁のはじまりとされる組織、

 

内務省警視局消防本部が設立されます。

 

つまり最初は警察の下部組織のような扱いだったんですね。

 

また、消火の方法も“破壊”から“注水”へと変化していきます。

 

「腕用ポンプ」なるものがヨーロッパより輸入され、注水による消火活動が本格的に開始されました。

 

それに併せて、この頃から消火栓が普及し始めたため、東京の街は大火が少なくなったそうです。

 

大正時代に入ると、通報制度が導入されます。当時は119番ではなく、112番だったそうです。

 

東京と大阪にしかなかった消防組織も、京都、神戸、名古屋、横浜の4都市にも設置されました。

 

そして大正12年9月1日、関東大震災が発生します。今でも「防災の日」として、語り継がれる大災害です。

 

昭和時代は戦前と戦後で大きく流れが変わります。

 

戦前の昭和では、戦争という時代の流れで水火災の鎮圧という任務のほか、戦火の被害を受けた人たちの“救護活動”という任務を持ち始めたそうです。

 

空襲などの戦火の中、どのような活動をしていたのでしょうか。

きっと今では考えられないくらい悲惨なものだったと思います…。

 

戦後の昭和時代は、敗戦に伴い日本の憲法や法律が大きく変わりました。

 

昭和23年に消防組織法が制定され、名実共に「自治体消防」に移行しました。

 

つまり僕たち消防士の始まりです。

 

そして救急業務が法制化され、常備消防の整備も進みました。

 

国の復興に伴い、消防体制の整備もなされていきました。

 

平成に入り、ある大災害が起こります。

 

平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災です。

 

戦後最大の災害とも言われ、多くの人が亡くなり、消防にとっても大きな爪痕を残しました。

 

この災害を契機に、緊急消防援助隊の整備や消防団の重要性、更にはクラッシュシンドロームといった特殊病態についての認識が深まることとなりました。

 

平成16年には国民保護法が制定され、国が有事の際の対応についても、消防として明記されることとなりました。

 

そして忘れてはならない平成23年3月11日。

 

東日本大震災が発生します。

 

消防だけの力ではどうにもならない、未曾有の災害が発生しました。

 

改めて消防という組織の強さ、弱さを目の当たりにし、

 

そして消防という組織の重要性を認識することとなりました。

 

あの災害から何を学び、教訓として生かしているか…

 

 

 

来年、平成30年の3月に“自治体消防発足70周年”を迎えます。

 

70年をあっという間と捉えるか、

 

70年も経ったとに、と捉えるか

 

それは人それぞれです。

 

消防を取り巻く環境は、日々刻々と変化しています。

 

しかし、変化が必要なのに変わらないモノ、考え、技術など、僕たち消防士の周りには溢れかえっています。

 

「技術の伝承」なんて軽々しく言う先輩たちもいますが、

 

今の時代は「技術の革新」です。

 

過去の諸先輩方の知識や技術には目を見張るものが多くあります。

 

しかしそれが今の時代のニーズに合っているかと言われたら、

 

そうではないことが多いはずです。

 

今までのことが全て悪いとは思いません。

 

ですが、今の時代に合わせたモノ、知識、技術を取り入れ、ニーズに適合させていく必要があると、

 

僕は思います。

 

 

 

少しばかり脱線してしまいましたが、

 

消防の歴史を紐解くと、いろいろな“なぜ”を学ぶキッカケになります。

 

知らないことは恥ではありません。

 

知らないままでいることの方が、よっぽどの恥です。

 

これを機に、みなさんで消防の歴史について学んでみてはいかがでしょうか(^^)?

 

今回も最後までありがとうございました!

九州豪雨について考える。

お疲れ様です。leoです。

 

連日の報道等で、九州豪雨の被害状況がだんだんと明らかになってきました。

 

亡くなった方も多数いて、多くの方が避難生活を余儀なくされています。

 

そして現場では、消防、警察、自衛隊が昼夜を問わずに活動しています。

 

二次災害にあわないこと

一刻も早く復旧が進むこと

 

何もできませんが、そればかりを祈っています。

 

 

 

【異常気象による災害について考える】

 

最近では地震やテロなどの大規模災害について多く議論されているところですが

 

温暖化による異常気象についても

 

もっともっと議論をしなければならないし、

 

もっともっと具体的な対策を考えなければいけないですよね。

 

今回の豪雨災害も、たまたま九州で発生しただけであって

 

日本全国どこでも起きうる災害です。

 

僕が前に受けた講義の中で、講師の方が

 

「いつか」に備えるのではなく、「いつでも」備えていなくてはならない。

 

とおっしゃっていました。

 

まさにそのとおり。

 

いつかの為じゃなくて、今目の前で災害が起きたらどうするのか

 

そこを考えなきゃいけないですよね。

 

今回の九州豪雨を受け、みなさんはどのような“備え”をしようと考えたでしょうか。

 

 

 

【豪雨災害について考える】

 

自分の管轄内で豪雨災害が発生したら

 

災害現場、活動する装備、出動する車、資機材について考えなければなりません。

 

管内各地で被害が発生すれば、

 

情報が錯綜することは目に見えています。

 

情報が錯綜することが目に見えているのであれば、

 

それを正しく処理するための役割分担が重要です。

 

(なぜか僕のいた所属では「若いヤツにやらせとけ!」みたいな風潮があって、若い子は散々な目にあっていましたね…。)

 

情報の管理こそ、何より大事だと思います。

 

どんな災害であっても、まずは正確な情報を把握する。

 

そのためには

 

“情報を正確に処理できる人を配置する”

 

これが一番かと思います。

 

どんなに素晴らしいシステムがあっても

 

集まる情報をふるいにかけ、本当に必要な“正確な情報”を選別できなければ

 

やっぱり意味がないのではないかと思います。

 

これならきっと、自治体の財政状況に関わらずできそうじゃないですか?

 

その人の持つ能力を見つけ、それを最大限に活かす。

 

これこそまさに適材適所ですね。

 

 

 

さて、続いては装備。

 

これは各自治体の財政事情がモロに出ますね…。

 

嘆いても仕方のないことですが

 

やはり最低限は必要です。

 

今回の豪雨による被害の映像を見ると、

 

非常にたくさんの“流木”が映し出されていました。

 

 そこで思ったのは、手袋と長靴の重要性。

 

流木だけならまだしも、あの状況では何が流れてきているかわかりません。

 

流木以外にも建材や壊れた車など、

 

きっとたくさんの“危険なもの”が流されてきているはずです。

 

手袋であれば、耐切創手袋のロングを使うとか、

 

長靴であれば、防水であることはもちろん、踏み抜き防止がされているものの方が良いのかなと思います。

 

また、二次災害の防止とは別かもしれませんが、

 

防水という機能は非常に重要だと思います。

 

濡れたまま長時間活動するというのは、とてつもない不快感を伴います。

 

最近個人装備のガイドラインが新しく示され、

 

耐切創手袋にも防水機能を取り入れた手袋も販売されています。

 

今回の豪雨災害を機に、検討してみなくてはならないですね。

 

続いて“車両”。

 

消防車両はほとんどが中型から大型車両の為、一般車両よりも車高が高いのは知っての通りです。

 

が、中にはホイールの半分以上が水に浸かるような場合、エンジンが停止する恐れのある車もあります。

 

今一度、自分の所属に配置された車の説明書を確認すべきです。

 

また、救急車であればなおさらです。

 

高規格でハイルーフになった救急車は、必然的に車高が低くなっているはずです。

 

それに伴い、マフラーの位置も低い位置になっているはずです。

 

では、その救急車は豪雨で道路が浸水している状況で走行可能でしょうか?

 

どのくらいの浸水であれば走行可能か把握していますか?

 

恥ずかしながら、僕のいた所属であれば把握していないでしょう。

 

たぶんそのまま突っ込んで、エンジンが壊れると思います…。

 

いつもは普通に動いてくれる消防車両でも、これが異常事態となれば話は別です。

 

このブログを見た皆さん、今一度自分の所属に配置された車両を確認してください!

 

 

 

最後に資機材です。

 

今回のような豪雨災害では、どのような資機材が必要なのでしょうか。

 

豪雨災害やそれに伴う土砂災害等では、多くのマンパワーが必要となります。

 

各消防の消防計画に基づき、多くの職員が招集され、多くの団員の方達も活動することになるでしょう。

 

そして活動の多くは、救出よりも捜索がメインになるはずです。

 

ここで必要になってくる資機材は、至ってシンプルなものではないでしょうか。

 

例えばスコップやトビ。

 

流出した土砂を掻き出したり、濁った水中をトビで検索をしたり。

 

それを集まったマンパワーに供給できるだけの数があるのかどうか。

 

結構重要ではないかと、僕個人は思っています。

 

こういった災害が起きた後、現場で活動していた隊員の方が本当に必要だと感じた資機材について、みんなで考える機会があると良いなと思います。

 

 

 

【まとめ】

 

全国各地で起きている災害は

 

決して人ごとではありません。

 

冒頭にも書きましたが

 

“いつか”の為ではなく“いつでも”です。

 

今までの当たり前は、もう通用しないところまで来ています。

 

今ある装備、資機材、技術、知識など

 

もっともっと疑問を持って考えていかなければならないと思います。

 

僕も日々勉強して考えていきます。

 

今回も最後までありがとうございました(^^)

 

 

消防業務エッセンシャルズ

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